見出し画像

ちょっと怖い話 「嫌な正夢」

YouTubeで、あるバンドのミュージックビデオを見ていたら、昔見た嫌な夢を思い出しました。

一人暮らしを始めたばかりで、まだ会社員だった頃です。当時の私は熱を出すことが多く、その日も夜間から熱が出ていました。
翌朝、目が覚めて熱を測ってみましたが、まだ微熱があります。

(会社に電話して、少し遅れて出勤しよう)

当時の出社時間は午前10時。ところが、時計を見るとすでに10時を過ぎています!
(うわ、朝礼始まってるかも!)
私は慌てて会社に電話しました。電話に出たのは課長でした。そして、
「わかった。遅れるんだね。でも、もっと早く電話して!」
と強い口調で言われ、起きられなかった自分が情けなくなりました。

と、ここで目が覚めた私。ええ、なんと夢だったのです。
時計を見ると、まだ9時を過ぎたばかりでした。課長は9時出勤なので、私はすぐ会社に電話。課長が出たので体調のことを告げ、午後から出勤する旨も報告しました。

(やれやれ、夢の警告を活かせてよかった〜)
(アラームをセットしてもう少し休もう)


さて、眠りに落ちた私は、ふいに鳴った電話の着信音で目を覚ましました。着信は会社の番号でした。時計を見ると10時を回っていて、朝礼が終わったくらいの時刻です。
(何だろう?業者から問い合わせでもあったかな?)
ぼーっとしたまま出てみると、課長でした。
そして
「連絡がないけど、どうしたの?何かあったの?」
と怪訝な様子です。

(え????)

何がなんだかわからず呆然とする私。次の瞬間、気づきました。
実は、ここまでがすべて夢だったのです。

私は慌てて熱があることを話し、午後から出勤することを伝えました。
「わかった。遅れるんだね。でも、そういうときは早く電話して!社会人なんだから」
と、強い口調で課長に言われ、正夢になったのでした。しかも、会社からかかってくるというまずい方向で。
夢の説明などできるわけもなく、ただただ謝るだけの私・・・。

目が覚める夢って、本当に怖いです((((;゚Д゚)))))))




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?