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ちょっと怖い話 「実家にいる人たち」

今日は、私の実家にいる人のお話を書いてみたいと思います。

その一・おしゃべり好きなお婆ちゃんたち

私が中学生か高校生の頃。
学校から帰宅したばかりの夕方、自室でテレビを見ていると、お婆ちゃんのような話し声が・・・。
「テレビの声かな?」
とボリュームを下げてみると、どうも違います。耳を澄ませてみると、その声は隣の和室から聞こえてくるようです。しかも複数。

それが、なんとも楽しげで、まるでお茶を飲みながらおしゃべりしているという感じ。ボソボソしていて内容はわかりません。でも、本当に楽しそうで、邪魔をしないようテレビの音を少し下げてあげました。

私はこの一回だけなのですが、母も家の中で聞いたそうです。さらに姪っ子は
「庭のほうから聞こえた」
と言います。場所が微妙に違いますが、三人の話が一致しているから、お婆ちゃんたちはやっぱりいるんでしょうね。


その二・何か困っているらしい女性

これは、リフォーム後に奥の部屋に移動したときの話です。
ある晩、なんとなく寝付けずにいると、ふいに
「・・ご相談したいことがあるんです・・」
と女性の声が!!!!!

(ええ〜〜っ!!)
と、驚き、怖くなり・・・。
「すみません、何もわかりません><」
「ごめんなさい・・!」
と言いながら布団の中に潜っているうち、眠ってしまいました。その後、声を聞いたことはありません。

このことを忘れかけていた頃。
私は一人暮らしを始めたわけですが、
「ベッドに寝たい」
と言い出し、空いている私の部屋を使い始めた母。ところが、ある晩、目を覚ました母は、女性が上に乗っているのを見てしまったそうです。

私は見えないので声だけですが、母は見えてしまったんですね。何か困っていたのでしょうか?でも、やはり怖くて聞けません。



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