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西表島 DAY2 (イルンティへ)

疲れているだろうから、のんびりしてね、と言われてのんびりとベランダでまどろんでいると、「いやー、いっぱい採れたよー」と、花を摘みに行ったサキちゃんが戻ってくる。

みんなが来るときには、ウェルカムでお花飾りたいねー、と華曼陀羅ぐらいな感じで言ったんだけど、ふと見ると小さなバスタブにたっぷりの「熱帯植物園か?」というぐらいのエネルギーのあふれる葉っぱや花が溢れている。
「これとってきたの??」と驚くと、お宿のお友だちに案内されていろんな植物ポイントに行ってきたらしい「さすがや」と笑う笑顔は、島の子みたいにピカピカだった。
蘭の原種や、大きな百合の花や、月桃や、バナナの葉や、めっちゃすごいよーと驚く。

しかし、「移動する車がない」とのこと。
次の宿までそこから20分ぐらい車で行ったところなんだけど、この食材たちと花たちを連れて移動することは困難(西表島にはタクシーはなくて移動はバスかレンタカー)
困ったなぁ、と、大量の荷物を眺める。
「友達に車を借りる。お宿の人に車を借りる。バスで肉だけ移動して、後の時間で残りの荷物を届けてもらう」
選択肢を確認して、どう連絡を取るか、チェックアウトの準備をしながら話していると、
「今なら、車出せるよ」と、宿の奥様が声をかけてくれる。
ありがたしーーーーーーー。
大量の花に頭を押されるようにして乗り込んだ車で「夜逃げみたいだねー」と笑う。

さて、そんな中、干立集落へ到着
細い道をぐるぐる回って、管理棟を探す。
フクギの並木やサンゴの石垣が沖縄っぽいなぁ、なんて思っていたけど、同じような景色ばかりでなかなか辿り着けない。
随分と大きな施設だなぁ、と思っていたら、集落の中にコテージが建っているのだと後でわかった。

もう準備できているから入っていいですよー、と言われ、サキちゃんに荷物を任せてBBQ用のグリルの手配などあるため、私は管理棟に残った。
ところが、「4人ですよね」と言われて「4人と3人です。明日から3人来ます」と言ったら、「今日は4人しか予約されてないですよ」とのこと。
頭から血が引くとはこういうことだ、、、
ええええええ?
何度も確認したはずで、人数変更したり、日数の変更したり(ブッキングドットコムは変更が難しい、、、)したけど、予約したよー、と。

ネットの環境も悪くて、全然つながらない、、、(涙)
とはいえ、15時過ぎにはみんな来るのに、、、
「とりあえず、これからとれますか?」というと奇跡的に空いていた、、、ありがたい〜。
そこで追加をさせてもらって、BBQグリルの手配や炭の手配も終えてようやく部屋に行くと、そこではサキちゃんが花材の飾り付けをしていた。

飾り付けが終わったら祭壇みたいになった。

「おお!!!」
花の匂いとパイナップルの甘い匂い
「南国やねー」と笑う。
大きな葉っぱを上からつって、すっかりと南国のウェルカム感にニヤニヤしていると「わー、ラーメン屋が終わってしまうー」と。

聞くと、サキちゃんが西表にいる頃に頑張ってラーメン屋を始めた人がいて、最初は全然相手にされなかったけど、愚直に頑張っていたら今では麺が売り切れてしまうぐらいの人気店になったんだって。

私たちが着いた時には、すでに何人か並んでいて「大丈夫かしら」とソワソワながらメニューを見る。まだ大丈夫そう、と前に並んでいる人が教えてくれて、10分ぐらい並んでから中へ。
なんともノスタルジックなラーメン屋さんの景色。
野菜ラーメンと、ラーメンと、餃子とチャーハンと生ビールを頼む。
うま!!と幸せな気持ち。そういえば朝ごはん食べてなかったねー、と。
食材や花を運ぶのに精一杯で、すっかり自分たちのお腹を忘れていたねと。しかも、前日も次の日もおやすみでこの日だけ空いていたという奇跡。

片桐は、小学校のすぐ側にあってなんともノスタルジックです。

ご飯を食べ終わったら、さて、夕飯の支度だー、と包丁持って野菜を切り始める。
この日は、みんな移動で疲れてるだろうなぁ、と思って、チキンスープをつくる。骨がゴツゴツしているぶつ切りと玉ねぎやセロリの葉っぱやニンジンを入れて、コトコト煮る。

到着して、BBQ用のテーブルにも並べられた花たちがお迎え
ウェルカムドリンクは、バタフライピーのちょっと甘いお茶
この日は上原港が欠航して大原から1時間半ぐらいバスに乗ってきたとのことで冷房で冷えちゃったとのこと。
あったかくて、ちょっと甘いお茶でほっとしてもらって、
「チキンスープ飲む?」と、チキンスープを飲んだら、ゴロゴロとお昼寝タイム。
キッチンのドアを開けると、お部屋に風が通って気持ちいい。

寝っ転がると花と果物の甘い匂い

お夕飯のメニューは、到着で疲れているだろうから、酸っぱいものやお野菜多めのメニュー

  • セロリのマリネ

  • 苦菜と焼き豆腐の和物

  • はんだまのお浸し

  • 島野菜サラダ

  • スベリヒユゆで

  • クーブイリチー

  • ピーマンの塩昆布パリパリ

  • パイナップル

  • BBQ(豚肉、石垣牛)

スベリヒユは朝海岸でとってきたもの、そのまま茹でるだけでしょっぱいぐらいの塩味

慣れない火起こしに戸惑いながらも、なんとか肉が焼けるぐらいになって
17時半ごろから夕飯へ

夜は、私以外は蛍ツアーとナイトジャングルツアーがあるので、急ぎ足で食べる。
私は、炭の番をしながらお酒タイム(しあわせやん)

帰ってきて体冷えてるかもなーと思って、ゆし豆腐とお味噌汁を作っておき、あとは、のんびりとくつろぐ。

「わー、あったかい〜」と、ゆし豆腐にお味噌汁を欠けたものを食べて、
「明日は疲れているだろうから、ゆっくりの集合でブランチにしようね」と話す。

たけちゃん めっちゃいいガイドさん!!


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