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西表島 DAY3 (海へ)

朝、鳥の鳴く声とうすら明るくなる気配に目が覚める。6時だった。
私は、コテージとかすぐに外に出られる場所が好き。
起き抜けのまま、サンダルで歩き出せる感覚が好き。
ふらふらと森の匂いに誘われて、外に出てみる。
このまま、朝日を見ることが出来るのかなぁと、時折甘い匂いのする南国の空気を吸い込みながら歩く。
昨日と反対方向の道を行くと、海に出るようだった。
干立集落は、古くからある集落だそうで、100人ほどが住んでいらっしゃるそう。稲作に関するお祭りがたくさんあり、自然とともに生きているということが伝わってくる。
私たちは、御嶽に囲まれた聖域の中に泊まっていることを知る。

聖域にご挨拶して、いい気持ちだなぁ、と浜辺を散歩
蟹の子どもたちが走っている
まだ、太陽が出ていなくてうっすらと暗い海は神秘的だった
ぶらぶらしているうちに、かずちゃんが来て7時から祈りを捧げる
祈りと歌が当たり前のように海に溶けていく

御嶽の前で、まどろんでいると時間を忘れる
今までのこと、これからのこと
口からほろほろと言葉がこぼれていく

話していると、「そうそう」とうなずくように「その道を行きなさい」と光がキラキラと差し込んできて、お知らせだね、と笑う

歌の動画を撮りたいと言われて、ああ、そうだね、それはいいね、とだったらメイクするよ、と話す。今日は、午後から海へ行くから明日だねー、と約束して、ブランチをつくるために立ち上がったのはすでに9時に近くて、あっという間の3時間だった

歩いて5分ほどのところにある浜 結界をくぐっていく神聖な場所

午後は海に入るから体が冷えるからなぁ、と、ブランチにはニンニクや生姜をたっぷり
古代米のおむすびをみんなにむすんでもらったり、「洗い物するよ」と、狭い台所でみんなでわちゃわちゃがアジアっぽいね、と。

  • 古代米のおむすび

  • 紫キャベツのコールスロー

  • 空芯菜と肉炒め

  • 昆布と鰹節の佃煮

  • セロリマリネ

  • フーチャンプルー

  • 春菊のお浸し

  • チキンソテー スイートチリソース 

  • もずく酢

  • もずくのお味噌汁

  • きゅうりのお漬物

  • ナスの南蛮漬け

場所が足りないと台所のドアの向こうにも置いたりして、アジアっぽい

床で、フライパンの下に新聞紙をひいて。お鍋もフライパンもお皿も足りない中で、どんな工夫をして知恵を働かせて食べるのか。
準備が整った頃、ひろみさん家族も到着してこれで10人になる。

みんなで大家族みたいに食べる。
床に座って、ぎゅうぎゅうになって食べる。
「あれ、とって〜」とか「これうまー」とか「野菜が強い〜」とか、「しあわせだねー」とか、あったかい言葉が気持ちいい

食事の後は、浜辺に行って誘導瞑想
子どもの頃の自分に会いに行って、自分とつながってから海へ行こうとサキちゃんが連れていってくれる。

そして、海へ。港からボートを貸し切って移動する。
あんまりにも海がきれいで「なんやこれー」と叫ぶ。
見たことないぐらいの色。
沖縄の海には何度も来てるけど、こんなにきれいなアクアマリンの色は初めて。
そしてウェットスーツを着てフィンをつけて本格的なシュノーケルも初めてでちょっと緊張する。閉所恐怖症だからウェットスーツに閉じ込められるみたいなのが怖かったんだ。
でもマスクの付け方や緩みを調整してもらったり、シュノーケルの使い方など丁寧に教えてもらって感動。
いつもは、はいって渡されて終わりだよなーと思うとありがたい。
なんか緊張するねーと言っていたのに、海に入ってお魚見たら大興奮でどんどん行っちゃう。
サンゴもいっぱい見れて、大きなテーブルサンゴとか綺麗な色の子たちとか
お魚もたくさん。
深いところや、サンゴのギリギリのところとか、気持ちいい〜
サキちゃんが「子宮の中にいたみたいにゆだねてみて」という言葉で、体をゆだねてみる
波のぷかぷかに合わせて、そのまま体をゆだねていると気持ち良くて
いつもは力を入れているんだなぁ、と気づく

きれいな海でしたー

ゆだねて、ゆるんで、ぷかぷかしていたら、流されていってしまって、「あ、みんなから離れてる」と慌てて戻ることもあったけど、力をぬくことでこんなにも軽くなるんだなぁ、なんてことを感じたのでした。

さて、お部屋に戻ってから、シャワーを浴びてゴロンとしたいけど、この日は外食だったので、お迎えにきてくれる川尻くんとあやちゃんの車に乗って「初枝」へ移動。
西表にきたら外せないお寿司やさんだそう。
人気のお店なので、予約必須とのこと。
サキちゃんに予約を取ってもらっていて、お寿司や島魚のみぞれ煮など頼んでおいてもらってありがたい。

ジーマミ豆腐揚げたのも絶品だったし、島魚のマース煮も、なんなんすのこの優しいお味は、、、ですよ。
刺身もうまうまだったなぁ。

みた事ないお魚が並びます。あ、さっき海の中で見たけどね、、、

これ以外にも、お寿司もいただきました。美味しかったー。

私や、ひろみさん家族はこの日蛍ツアーへ移動。

八重山蛍はスパークルみたいに光って、神秘的できれいでした。

夜お部屋に戻ってからは、パイナップル食べたり、蝋燭の光の中でお喋りしたり、、、
ゆんたくってこういう事ね、と思いながら、夜がふけて行きました。

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