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クラファン達成しました②

文章を書いてください、と言われて、さてどうしよう、と思ったのが6月の頭でした。ところが書き出すと、あれも書きたい、これも書きたい、と思いが溢れてきました。

自分自身がメンタルダウンになったこと。
そこで気づいた五感の大切さ、立ち止まる時間の必要性、そのためのオンラインイベントを1年間やってきたこと、
いろんな人の想いを受け止めてきたこと、
寄り添える場が必要なんじゃないか、と思っていること
などなど、熱い想いが詰まった文章を書いて書いて書いてしまったのです。(ものすごい量でした)

そこから、コンセプトをギュッと絞りましょう、となりました。
「なんでもない自分でいられる場所」「大人の砂場」という言葉に絞っていきました。
自分がやってきたことや、伝えたいメッセージが多すぎて、もっとシンプルにした方がいい、ということだったので、そりゃそうだよなぁ、と。読んでいる人には関係ないことだもんなぁ、、、と。

やってきたことを書くかどうか、ここは迷いました。1年間オンラインでやってきたことがあるからこそ、リアルの必要性もわかる、と書いたほうがいいのか。
でも、くどくどと書くことは、説得しているみたいで嫌だな、と思いました。

そんな時、写真を撮る必要があったので、実際に行ってみようということになりました。友人たちはキャンプ道具を持って行く、と楽しみにしてくれていて、日帰りの予定の私が、楽しすぎて泊まることになったのです。

電気もガスもない。
解体現場で拾ってきたという洗面台をその場で木を組んで取り付け(あんまりにもグラグラするからそのまま壁に打ち付けて固定)排水をして、
水が出るかどうか、の、ワクワク。
「水が出たー」と大喜び。
普段、蛇口をひねれば水が出る生活が当たり前の現代で、ただ水が出ることがこんなにうれしいのか、と思いました。



テーブルがないから、ベランダにあったプランターを足にして、工事現場の板を乗せたら机になる。
ないならないで、知恵を出して、その場でつくってしまう。
お風呂がないので、温泉に行って、帰りに買い物して、ホットプレートで焼肉をするも、電灯がないのでキャンドルの明かりが無駄にムーディで、まるで室内キャンプ。ただの焼き肉なのに、キャンプ場で BBQしているみたいでものすごく楽しくて、ものすごく美味しい。テレビもないので、静かで、小川の音や虫の声が室内まで入ってくる。
ベランダにキャンプの椅子を持って出て、川の風に当たりながら飲みながら語ると、若い頃ってこうやって何もないけど楽しかったなぁ、なんて思い出したのです。


ああ、これだ、と思ったのです。
説得するような文章を書くのではなく、ただただ楽しいこと、「なにもないからこそ、楽しい」それを伝えたい。

戻ってから夢中になって文章を書きました。







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