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屋久島リトリート⑤

屋久島4日目
せっかく屋久島に行くんだから、と後泊をすることにしたふうちゃんと私。
ビジネスリトリートを終えて、ここからはフリータイムの、ノープラン。
さて、どうしようかと思っていたら、アズさんが「ノマド連れていくよー」とのこと。
なんと、昨日来てくださった方たちのカフェに連れていってくれるんだって、わーい!!と小躍り。
「晴耕雨読」からは車で1時間ほどかかるし、サニーは慶太さんとともに出かけてしまうというので、これはありがたいお申し出でした。
水玉ちゃんは午前の便で東京に戻るのだったけど、大雨で欠航になってしまい、高速船で移動して帰ることに。
屋久島は雨が多くて欠航になることも多く、鹿児島空港に降りられずに福岡に行く場合もあるそうです。
ノマドまでの間にある「やくの郷」に立ち寄り
https://aishin-kai.or.jp/yaku
カフェやパンを作ったり、アート作品、Tシャツとか、トレーナーとか販売していました。
私は、原画を2枚買いました。たまたま描かれた方がいらして一緒に写真撮ってもらいました。

壁一面に原画
明るくて元気な絵
息子に、と思って買った作品
トイレに「どーも小田和正」
トイレ中に小田和正、サイコーすぎる、、、

ものすごく丁寧に刺繍をしている方や、可愛らしいスタンプを作っている方など、一つ一つとても丁寧に積み重なられている時間を感じました。

そこから、ドライブしながらノマドカフェに向かう。
雨がどんどん深くなっていって、車のワイパーが間に合わずに目の前が真っ白。
到着すると流石に人気店で車もいっぱい泊まっている。
タイミングよく席が空いてるよー、と奥に案内されるも、素敵空間に足が止まってなかなか前に進めない。
入り口を入ったウェイティングスペースのコンソールテーブルの上に、ポンと置いてある本のセンスも素敵。
「あ、これこれー」と教えてくれたのは山下大明さんの「樹よ。」という写真集。
一枚一枚めくると、そこから立ち上がってくる森と向きあう人のエネルギーを感じる。生と死を分けて考えるのではなく、ともにそこにあるような気配を感じる写真。
とても静かな眼差しでうねってくるような魂のエネルギーを感じる樹々の圧倒的な存在がせまってくる。
言葉にならない静けさと強さ。

はー、素敵ねーと思いながら、用意された席に行くと、カラフルなサンダルがたくさんあったり、本がいっぱいあったり、いろんな雑貨もかわいい。
窓からは天気がいいと、デッキの向こうに池があって蓮の花が綺麗なんだろう。
カレーにするか、カオマンガイにするか迷いつつ、カレーにしてみました。

入り口から期待〜気持ちいい空気感のお店
サラダも美味しい パルミジャーノがきいてます
バターチキンカレー スパイスがたっぷり、ヨーグルトと焼いたチキンのバランスうまー!!

運ばれてきた途端にスパイスの香りに、ギュッとお腹が空いちゃう。
ジャスミンライスもツヤツヤで、よく煮込まれたトロトロカレーとスパイスに漬け込んだ柔らかくてプリッとしていて焼き加減もサイコーな鶏肉との相性が抜群!

文房具とかもおしゃれー
いちいちかわいいなー

雨音を聞きながら、まったりゆったり時間にしみじみする。
心地いい空間
心地いい時間
贅沢で豊かな時間

カフェの後は温泉へ
行くはずだった温泉がちょうど工事中でJRホテルの温泉へ。
入場料1000円でバスタオルもタオルも貸してくれます
晴れた日にはぐんと遠くまで青い海と空の水平線が見えるんだろうなー、とグレーの海と、大雨に揺れる樹々を見ながら露天に入る。
アルカリ温泉で肌がツルッツルになっていい感じ。

その後は、「まんてん」のロケ地になった中間のガジュマルを見て、せっかくだから初日に行った大川の滝に行ってみよう、という話になる。

中間(地名)のガジュマル 大きな門みたい

初日に「雨の時は全然違うから比べるといいですよ」と言われていたのだった。
細い道をぐるぐると登っていくと、緑の間から白い滝のしぶきが見える。遠くからでも、ごおごおと聞こえる音としぶきの水流がグルングルンする感覚。どっどっどどーという音とともに緑いろに渦巻く水流。
水流がすごくて、初日に我々が登った岩なんて滝に覆い隠されてしまっている。

どどどどどー

20年屋久島に来ているけど、こんなすごいの見たことないって言ってたからすごいに違いない。
滝へのアプローチの道路も水で埋まっているぐらい水かさが増していた。周りは白い煙のような水の噴き出すエネルギーでもやっている。
じっと見ていると吸い込まれてしまいそうだった。

大川の滝を後にして、右回りに島を一周するように西部林道をドライブ。
初日は昼間で晴天で見ていた景色が、雨で夕方で見ると全然空気が変わっている。
雨の音、水の音、鳥の声、緑の匂い 
霧の深い森の匂いに全身が染まっていく感覚
身を任せていると、どんどん変性意識に入っていくような感覚
とてもとても気持ちよくて、なんだか眠たくなってしまう

見えているようには撮れないけど暗い森の光の感じ

森を抜けるとあっという間に海に出る。
さっきまで、深い森の中にいたのに、不思議な感覚。
亀の産卵の跡を見ていたら、雲の間から青い晴れ間が見える。
「あ、晴れるね」と、心地よい感覚

宿に到着すると、リトリート研究の慶太さんも合流されていて、みんなで近くの「とし」に行く

刺身の美味しいこと
首折れサバ、初めて食べたっす、うまいっすなんすのー
キビナゴの塩焼きってなんすのー
タコの酢の物もやばいよ
焼き鳥も玉ねぎとピーマンが挟まっててめっちゃ美味しい、、、

どれもこれも美味しい

しあわせやなー、と思っていたところ、なんとなんと
カフェで見ていた「樹よ。」の写真家山下さんと翌日、森に行けることになったんです!
あまりのことに理解ができず、オロオロしていると
「調査についていくから、早く寝るんだよ」と言われて、なんだかわからないけど、ありがたきしあわせに胸を躍らせるのでした。

続く

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