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フィジアン・ショコラ

フィジアン・ショコラ
ヴァニラの採取・加工の為、少なくとも一年に一度はフィジーを訪問しております。滞在は正味8日間くらいなのですが、ヴァニラの花の受粉とか採れたヴァニラを加工・天日干しのお手伝いをしております。今年も2月の末から3月の最初まで訪問する予定です。
ヴァニラは小川沿いに自然発生的に栽培されるのですが、サイクロン(台風)などの為に生産量が一定になりません。そのヴァニラの栽培の合間を縫って生育させるのがカカオの木です。カカオは年間通して一定量の収穫が見込めるからです。
ヴァニラの場合もそうですが、今でいう自然栽培という事になるのでしょう。ところがカカオの場合は収穫してからが大変手間が掛かります。その工程は、
1.カカオ豆を砕いて皮を取り除く。(カカオニブを取り出す)
2.カカオニブを焙る。
3.カカオニブをすり潰す。
4.カカオバターを分離する。(カカオマスになる)
5.できたカカオ成分を粉砕機で細かい粒子にする。
そのココアをこのケーキ「フィジアン・ショコラ」はたっぷりと使用しております。
ケーキになるまでが、また大変です。
1) バターとカカオマスを湯煎します。
2) 上記を37℃にさまし、生クリームを入れます。
3) そこに卵を入れて乳化します。
4) カカオと少量の粉をブレンドし、静かに手でかき回します。
5) 出来た生地を上火180℃下火170℃で40分かけて焼成します。
―――   ―――   ―――   ―――   ―――
フィジーに行っている時、ほとんどの時間ジャングルに行っているわけではありません。フィジーに滞在している最中、二日間は港から高速艇に乗り小さな島に向かいます。私が良く行くその島(たくさんありますが)は周囲1キロくらいです。シュノーケルをやるのですが、岸から数メートルのところにサンゴがたくさんあります。そして魚たち、タコ、ウミガメまで泳いでいます。一人でのんびり、青い空と青い海を見ています。
本当のことを言うと、私、仕事はあまり好きではありません。出張先で自然の中に入ってくのが好きです。フィジーのカカオとヴァニラ・・・口実かも知れません。(笑)

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