残り22日の過ごし方

引退の表明から1週間が経ちました。
ありがたいことにたくさんの方々からご連絡をいただき、これまでアイスホッケーを通じて出会った多くの皆さんの暖かいお気持ちを、ひしひしと感じております。

さて。
そんな中も、「プロアイスホッケー選手の井上光明」としての終わりの日は刻々と近づいています。
すでにレッドイーグルス北海道はプレイオフ進出が決まっていますので、ファイナル最終戦が4月7日ですから、この記事を書いている今日を入れて、最長であと22日となりました。

22日のうち、チーム練習はあとおよそ10回ほど。
前回の記事でも書きましたが、あと22日のプロ生活だとしても、たとえ最後の1日でも、僕はいつも通り向上心を持って練習したいと思うし、自分が上手くなる可能性を最後の最後まで信じて練習に取り組むという気持ちは変わっていません。

これは本当に不思議な感覚なのですが、引退を決意してから（皆に発表してから）というもの、練習に対するモチベーションが非常に高いんですよね。
失点したら悔しいし、もっとこうしてみてはどうか？という仮説が自分の中からバンバン出てきて、それを検証することに楽しさを感じています。

まだレギュラーリーグ含め試合が残っている中で、試合に出場して活躍する準備をすることは当たり前ではあるのですが、
僕にとってアイスホッケーと向き合う時間が、いかに有意義で特別なものであるかを、改めて実感している今日この頃であります。

氷から降りる最後の瞬間まで、1日1日を大切に、丁寧に過ごしていこうと思います。

2度の引退決意

引退を決め、やっとこの話ができる時がきました。