SHOCK THE WORLD LIVE2023 BIRTHDAY BASH 配信レポート

参戦はしていないけれども、CASIO IDに登録してライブ映像を見たのでレポート。
まるまるライブを配信してくれるCASIOさん、懐が深すぎる。

セトリ、MCの内容等ネタバレ有。

このライブの存在は知っていたけど関西から参戦だし、このライブの前後でCreepy Nutsのライブに行くことにしていたので、応募さえしなかった。

配信を見て応募すればよかった、と本気で後悔した。

ライブはオシャレな映像とコンテンポラリーダンスから始まる。

①Lazy boy
Rさん、腕にはめたG-shockを見ながら「Wait a minute」はかっこよすぎる。
これは時計、すなわち時間をテーマにしたライブなんだと気付かせてくれる1曲目。しかもLazy boyは3分ちょうどで終わるし、1曲目にもってこいの選曲。既にぶち上がる私。

②かいこ
ずっと蚕(かいこ)だと思っていたけど、もしかして「回顧」の意味もかかっているのでは、と配信中に気付いて震えた。
松永さんが人差し指を立ててくるくるとレコード回すのがチャーミングだった。

③かつて天才だった俺たちへ
このタイミング?と思ったけど、
今(Lazy boy)→昔の回顧(かいこ)→過去を振り返り現在の自分(たち)へ未来へのエール(かつて天才だった俺たちへ)の流れだと考えると、かっこよすぎる。

松永さんのDJパート後のRさんのコメント、1パターンじゃなくいろんなレパートリーがある。すごい。

④MC
いつもとお客さんの質が違う話。
私はコロナ禍でファンになったので、コロナ前のCreepy Nutsファンについてはよく分からないけど、好きすぎてブログを書くぐらいだし、私も変なのかもしれない。

⑤ヘルレイザー
コロナが流行り始めてすぐに日常に戻れるだろうと思っていた時に書いた曲、「かつて天才だった俺たちへ」の「時が来たらかませ!」の「時」とは声出し解禁になった今だろうとそんなMCの後に歌った曲。
「ヘルレイザー」でまさかコール&レスポンスがあるとは。
Rさんもノリノリで体を動かしていた。
スマホで聴くとかっこいい曲なのに、ライブだとぶち上がる曲になるから不思議。

⑥よふかしのうた
ヘルレイザーでぶち上げてからのよふかしのうた、最高。

⑦堕天
歌の前にお客さんを声出しの練習をしつつもお客さんを盛り上げ、
完璧なタイミングで歌い出していた。惚れ惚れする。

⑧MC
Rさん「コロナ禍でよく声出し我慢できてたね、自分に拍手」
優しい。私が人に優しくできないとき、人に優しくしないといけないとき、いつもこの「自分に拍手!」を思い出す。1番拍手すべき相手は、ライブでラップを歌い続けるRさん本人だから。
この日限定のG-SHOCKプレゼントがあり、Creepy Nutsが友達とビンゴ大会しているアットホームな空気が流れていて、Rさんも、当たった人に友達みたいな感じで話しかけていた。距離が近い。うらやましい。
結婚式の二次会でビンゴ大会に参加せずに友達と話してたという松永さんにRさんが「当たってたかもしれへんのに」と言ってたのが優しかった。
プレゼントの当選発表の感じが、受験の合格発表みたいだね。

⑨友人A
からの友人A。震える。
「もう時は戻らない」「もう時計の針は戻らない」まさしくG-SHOCKイベントに持ってこいの選曲。
友人Aを歌うとき、Rさんの声が鼻声っぽい感じで高くなって、草食系男子っぽくなるのがよい。ジェスチャーもあるので、歌に奥行きが生まれる。

⑩Bad orangez
この曲を聴くとライブが終盤に差し掛かっているんだなあと急に現実に戻る。

⑪ロスタイム
曲名に「タイム」が入っている、外せない曲。

⑫月に遠吠え
「昔懐かしい話を聞いてください」というMCで始まった歌。
まさか歌ってくれるとは。
ネガティブソング(何それ)がライブのアクセントになり、重みが生まれる。
それにしても「また夜を迎えに行こうや」ってすごい歌詞。

⑬MC
HIPHOPと時間は関係性が深い、時間をどう捉えているかを知ってもらえたのでは。
「(コロナ禍を経て)ライブが熱量の交換できる場になっている」

⑭のびしろ
最前列の方々の笑顔が素敵。

タイマンじゃないし、キャパも小さいので、闘志がない、「かます」がない、肩の力を抜いた、素敵なライブだった。

フェスと違って、全員Creepy Nutsファンなので、ホーム感もある。
行きたかった。

「オトナ」や「だがそれでいい」も聴きたかった。

せっかくブログを書いたのだからCreepy Nutsが「時間」をどう捉えているのか、私なりに考えてみる。
「かいこ」や「月に遠吠え」はこのセトリの中でも古い曲で、刺がある。
「Lazy boy」も自分の忙しさを歌う歌だけど、刺はない。
年を重ねるごとに、刺がなくなり、丸くなり、自分や周りを受け止める歌詞が増えたように思う。
一貫しているのは、状況を否定することはあっても、過去に戻りたいとか過去を美化したり、夢物語のような明るすぎる未来を描いていない。
その時の状況をしっかりと受け止め、逃げない。

でも、この考察はまだまだ浅いし、もっとCreepy Nutsの音楽を聴いて、もっといろんな角度から考察ができるようになりたい。

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