Hip hopのヒも知らねー客の名古屋ライブを受けての自分の振り返り

Creepy Nutsの全国ツアーの名古屋のライブに行ってきた。
Rさん、人間離れしてる。
松永さん、天才。
 
やばい。
 
RさんがMCや歌で自分(たち)語りをしていたように、私の初ライブ(case)からの今までのライブでの振り返りや自分の変化を書く。
 
私が毎日聴き続けた「かつて天才だった俺たちへ」を生で聴き、泣きそうになった全国ツアーcase
イントロを聴いたときの高揚感、夢じゃないんだという喜び、
毎日聴いている曲を初めて生で聴く感動…
 
声出しできない中での「パッと咲いて散って灰に」の無音
 
声出しはできないけど、体で表現できると教えてくれたRさん
別に表現しなくても好きな風に聴いてくれと一元さんに優しいCreepy Nuts(特に対バン時)
 
DJの音の邪魔にならずに松永さんやRさんに音の素晴らしさを伝えられ、声出しできない中で対バン相手にもいいね!が伝えられるゴンフィンガー
 
声出しができない状況でリリースした「駄天」にYEAH YEAH YEAH YEAH YEAHというお客さんがライブで声を出すパートを入れてくれ、コロナ禍が終わるという希望を持っていてくれたRさん
 
初めてYEAH YEAH YEAH YEAH YEAHで声を出したライブ、まだ声出せるやろ?と煽ったRさん
 
耳なし芳一styleの「耳なし芳一style」、助演男優賞のロックフェスでのCreepy 「Nuts」の部分もお客さんパートだと知ったライブ
 
対バンで始めて知ったアーティストとそのライブのノリ。
 
古くからのファンの方はもっと多くの経験や感情があると思う。
私はCreepy Nutsとコロナ真っ只中の日々を過ごし、コロナが落ち着いた今を生きている。
 
コロナ前は海外に住んでいたけど、コロナの影響で逃げるように日本に帰国した。やりたかったこと、すべきだったこと、行きたかった場所、もっと会いたかった人・・・いきなりできなくなった。飛行機も飛んでないから戻れないし、コロナが明けるのを待って戻るにも経済的余裕もなくなるし、戻るのは絶望的だった。
コロナ禍の影響で特に私の職種は求人が少なかった。そんな時に出会ったのが「かつて天才だった俺たちへ」だった。
転職の面接前には必ず聴いて、何とか内定をもらった。
けれども、転職先では
達成できないような目標をかかげられたり、
真顔で無茶振りされたり、グレーゾーンの仕事をすることになり「そんな足手まといならいっそのこと切り捨ててくれますか?そんな真面目な顔してマトモじゃないのはお互い様ですやん」が体に染みる日があり、
私の仕事のできなさが「バレる!」んじゃないか、でも「のびしろ」しかないか、と自分を高めたり、でも仕事への自信も経験もあるから「生業」を聴いて、見せつけてやろうと思う日もあったり。
私がコロナ前にいた国は今どんな感じだろうと思いながら風来を聴いていた。
日本を発つ前、Creepy Nutsのファンになる前に好きだったアーティストのライブに行った時「同じ星を見てる」と言う歌詞があったが、残念ながら私は南半球に行くので同じ星は見れなかった。だから風来の「同じ夕日同じ月同じ土を踏みしめて」この歌詞が大好きだ。実際、赤土を踏み締めていたし。
仕事で散った人への賛歌、その仕事を引き継いだ私のテーマソングとして「パッと咲いて散って灰に」を聴いていろんな壁を乗り越えた日々
 
 
最初は生歌を聴けるだけで嬉しかったのに、
あの曲を歌ってほしい、もっと近くの席で見たいと思うようになり、
少しずつアレンジにも気付くようになった。
そして、今回のライブ。
セトリが神だった。
この曲を歌ってほしいとかではない、選曲と曲順はCreepy Nutsからのメッセージなのだ。
本当の神セトリは自分の歌ってほしい曲を全部歌うことではなく、選曲と曲順に物語性を持たせることなのだ。
 
いちファンがCreepy Nutsの何を知っているんだという話だが、今回のライブはこれまでのライブとはレベルが違った。

 
全国ツアー終了後、セトリと共に感想も公開予定。

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