ブログ開設の経緯

Creepy Nutsについて書き留めるこのブログの開設の経緯を話したい。

私がCreepy Nutsファンになる前から、私はお笑いオタクだ。

過去には芸人さんの出待ちをしてサインや写真を撮ってもらっていた。
お笑いライブに行き過ぎて、ライブで好きな芸人さんが登場しても歓声を上げなくなったし、劇場付近でプライベートの芸人さんを見かけてもテンションが上がらなくなった。

そんな私がCreepy Nutsにハマった。
この3年間、毎日Creepy Nutsを聴いているし、ライブにも参戦している。

今となっては私の住む関西でCreepy Nutsのライブがあれば、迷わずにチケットを買うが、初めてのときはかなり悩んだ。

というのも、初めてのアーティストのライブに行くハードルが高いのだ。

私が行き慣れているお笑いライブとCreepy Nutsのライブのチケットの買い方を比較する。
お笑いライブは、売れっ子の単独ライブでない限り、行きたいと思った時に2000円前後で映画館感覚で行ける。当日券も狙える。私の家が劇場から遠くない場所にあるというのも大きいが。

しかし音楽のライブは、そうはいかない。
落選しないように願いながら、数か月前に申し込み、当落発表、ライブの1週間前に座席が分かる。しかもチケット代が高い。

そしてもう一つの懸念点は、客層である。
自分より年下の芸人さんが多数出演するお笑い芸人のライブに行くと、お客さんが若すぎて私が浮いているように感じる。

ラッパーとDJのファン層は怖い人かパリピしかいないと思っていた。
怖い。私はライブで浮かないか、馴染める、ファンは怖くないか不安だった。

いろんなことを天秤にかけたけど、Creepy Nutsの音楽を生で聴きたいという気持ちが一番強かった。

意を決してライブに参戦したのはファンになってから1年後だった。
初めてのCreepy Nutsのライブは、泣きそうだった。

迫力、盛り上げ方、すべてのファンを受け入れる感じ。
好き…
Creepy Nutsは一見さん大歓迎アーティストだった。
初めてのライブ、私はきっと浮いていなかった、と思う。
そのライブを皮切りに、私の住む関西でのワンマン、ツーマンライブはほとんど参戦している。

初ライブから2年近く経ったある日のライブ。
そのライブは私が青春時代、心の支えにしていたアーティストとの対バンだった。
私がCreepy Nutsファンになってから初めての声出しライブ。
3か月に1回ぐらいはライブに参戦するようになっていたが、
このときは4か月以上もライブに行っていなかった。
ライブに行きたすぎて、Creepy Nutsの曲を聞いて踊りそうになるくらい、ライブの禁断症状が出ていた。

整理番号は400番台。
よくて会場の真ん中かな、と思ったら4列目のセンターまで来れた。
ライブ中はRさんが私の目を見て歌ってくれていた(ように見えた)。

私は嬉しさのあまり、腰が抜けそうになった。
人間は感極まると本当に腰が抜けるのかと思った。
しかし、ここで腰を抜かすわけにはいかないので、頑張って踏ん張った。
翌日の朝、尋常じゃないほどの筋肉痛になった。

そんな腰が抜けるほど好きなCreepy Nutsのブログを書こうと思ったのは、
あわよくば本人にこのブログを読んでもらい、Creepy Nutsを見続けたいからだ。

というのもここ最近、私の好きなお笑い界では、お笑い芸人の解散が多い。
私が解散すると思っていなかった芸人さんが次々に解散した。
コウテイ(もうええんやったらもうええわが聞けなくなる)、コマンダンテ(初単独ライブに行ったら自画像の紙と石鹸をくれた)、ジュリエッタ(月刊コントで最後の出演を見届けた)…
そして何より響いたのは芸人さんのいきなりの訃報である。
正直、テレビで見たのは数回、ライブで見たのも数回ぐらいの芸人さんである。

それでも、
それでも、
私は動揺し、心が痛んだ。

心が落ち着かず、自分の感情を言葉にできなかった。

亡くなった芸人さんはもちろん、解散を発表した芸人さんが予定していた舞台はキャンセルになる。

永遠なんてない、絶対にまた会えるという保証はない。

Creepy Nutsにはそうなってほしくない、
怖い、3年近く毎日聴いているCreepy Nutsがいなくなる。怖い。
私はこの3年で家族よりも友達よりも職場の人よりも恋人よりもRさんの声を聴いた。
Creepy Nutsがなくなってしまったら・・・

私が最後に行ったライブが本当の最後のライブになってほしくない、

もっともっとCreepy Nutsの楽曲を聴きたい、
ライブに行きたい、もしCreepy Nutsがそうなってしまった場合、私は受け止めきれない。

「推しは推せるときに推せ」を体感した。
推すだけではなく、私がCreepy Nutsから受け取ったもの、感じたものを伝えたくて、ブログを書くことにした。
もちろん、私がどのようにしてCreepy Nutsにハマり、どのようにCreepy Nutsの音楽を楽しんでいるかを知ってほしいという自己顕示欲もある。

私がCreepy Nutsから感じたこと、受け取ったこと、感謝の気持ちを伝えたいから、私はブログを始めた。


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