見出し画像

東大生が実践! 挫折しないための「上手な目標の立て方」④


みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜noteマガジン編集長の青戸です。

これまでの記事では、目標を立てる時のポイントとして

目標に数字を入れる
期限を決めてすぐに行動する
達成した時の自分を具体的にイメージする

について説明してきました。最後のテーマは「ネガティブワードを避ける」です。


①失敗のイメージに囚われるとなかなか抜け出せない

これまでの話は中・長期的な目標を立てる際のポイントでしたが、「ネガティブワードを避ける」というのは、どちらかというと短期的な目標において注意すべきポイントです。

ネガティブワードとは「~しない」、「~にならない」のような、否定の意味を含む語のことです。

これらの言葉を目標に入れない方がいい理由は主に2つ。まず1つ目は「一度失敗のイメージに囚われると抜け出しにくい」というものです。

例えば、みなさんは受験の本番で「ミスをしないようにしよう」と意識したことはありませんか? あるいは、部活の試合や大事なプレゼンなどを前にして「緊張しないようにしよう」と思ったことは?

このような否定的なワードが入った目標を立てるのは、「失敗したらどうしよう」という不安があるからでしょう。恐らく頭の中では「失敗した時の自分」のイメージが湧いているはずです。

もちろん大事な局面を控えて不安になるのは誰でも当たり前なのですが、その不安を「~しないように」という言葉で打ち消そうとするのは危険です。

もし「~しないように」と思っていた事態が発生した場合、「しまった、どうしよう!」と慌ててしまい、余計に「次は~しないように」と焦って負のスパイラルに陥る可能性があるからです。

ドラゴン桜のマンガでも、東大受験の本番で1つのミスをきっかけに平常心を失ってしまった水野さんの様子が描かれていました。

いかがでしょうか。マンガにある「カラーバス効果」というのは正式な学術用語ではありませんが、このような心理的作用が働くことは研究によって明らかにされています。

一度の失敗によって、頭の中が「次も失敗したらどうしよう」とか「他にも失敗があったんじゃないか」という不安でいっぱいになってしまうんですね。

そうなると「次で絶対取り返そう」「もう失敗できない」と肩に余計な力が入って、さらに調子を崩すことになりかねません。

そのため、目標を立てる最初の段階で「~しない」、「~にならない」というネガティブワードを入れない方がいいのです。

ここから先は

1,739字
逆転合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生の具体的な学び方・勉強法を発信します。

実際の東大生の中にも、ドラゴン桜のように、様々な工夫・出会いを経て、東大合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生たちがいる。 そんな…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?