岐阜・金華山・岐阜城 2018 - 華のおんなソロ旅
岐阜に出かけたソロ旅の2日目の記録です。
前日宿泊した岐阜グランドホテルの近くに織田信長ゆかりの寺、崇福寺(そうふくじ)があると聞いて、朝のチェックアウトの前に行ってみることにした。時間の節約のためにタクシー利用。「崇福寺にお願いします」と行先を告げると「エライねぇ」と言われたが ・・? ? ? 。あまり訪ねる人はいないのか。ここは、信長の側室吉乃の菩提所であり、本能寺の変の後に側室のおなべの方が信長と息子の織田信忠の位牌所と指定した。吉乃は信忠の母だったからおなべの方もよき計らいをしたものである。
ホテルからバスで岐阜公園へ。荷物をコインロッカーに預けて、まずはロープウエーで山頂駅に向かい、登山道を登って山頂の岐阜城へ。戦国時代に思いを馳せてワクワク。
山頂駅付近まで降りてくると、なぜか「リス村」が(今回のキャッチ画像)。触れられるほどの近くでリスたちを見られるが(ケガをしないように手袋をはめて鑑賞)、すばしこくてなかなかシャッターチャンスがない。なぜここにリス村があるのか、いわれは忘れてしまった。
山麓駅まで戻ってきて、しばし岐阜公園内を散策。さまざまな歴史上の人物のモニュメントがある。
岐阜公園入口を出て南下すると、お目当ての岐阜大仏がある正法寺(しょうぼうじ)が。当時は建物の内部を直していたが、日本三大仏のひとつというだけあって確かに巨大な神々しいお姿である。
近くには斎藤道三ゆかりの寺もあったのだが、少々疲れたので岐阜公園に戻る。カフェで食べたのが、岐阜名物の五平餅。その期の朝ドラに登場して話題になっていた頃だ。お昼時でカフェ内でもちょうど昼放送をしていて、お店の人も見入っていた。しかし、あの朝ドラの内容はいただけなかったなあ。当時から主演女優が気の毒だったものだ。放映中にもかかわらず、地元でもあまりブームに浮かれた様子はなかったが、お土地柄なのか。
念願のホテルに泊まって、鵜飼も鑑賞し満足した旅であった。ただ、岐阜は歴史上も名所が多くあるのに、鵜飼以外の観光にあまり力を入れていないように感じたのは気のせいか。ある寺などは、「教育委員会指定」のお墨付きの立て札があり、「ご用の方はお声かけください」と申し訳のように札が下がっているのだが、門近くに蜘蛛の巣は目立つし、とても入ろうという気にはなれなかった。その後の大河ドラマ「麒麟が来る」(2020年)の放映時などには、少しは現地は盛り上がったのだろうか。2022年の「ぎふ信長まつり」で木村拓哉が信長に扮したときには大熱狂であったそうだが(46万人が来たとのこと)、テレビで見たらさすがに一世を風靡したベテラン俳優のオーラはすごくて、ファンならずとも素敵だと思った。彼の大河ドラマ出演はもう無理なんでしょうかね。