カーリング俳句・５７５

※カーリング俳句ではカーリング用語を全て季語と見做します。
ただの575・川柳も含みます。

（2023もまたこの季節）
かき「氷」その幟のぼりまたこの季節

君がいたアイスの記憶あざみ華
※あざみはスコットランドの国花。ミュアヘッドさんに向けて

あと数cmあと数ｍｍの春まぢか
そよ風の色見つけたりライラック

ファイヤーに付き合わされる五月かな
（MD日本選手権、さっちゃんの変顔写真で）

ハウス内見えねど判る「OhnoIt」（大野イット）
※盤面が配信では見えてなくても選手の目線、ウェイト、次の相手の一手、うっすら映ったガードの影で見事に推理を的中させる大野さん、お見事！

（大掃除でカーリング川柳）
クリンしてもクリンしてもデブリかな
「あっ！そこは触っちゃダメよ」ノーティック

少し外、アングルレイズを決められず
※「曲からカーリング俳句」、🎵 松任谷由実「ノーサイド」で

ストーンはガードすり抜け息白し
ブラシ背にいざ大会へ冬日和

カーリングのまち軽井沢地蔵笑む
※軽井沢では鶴瓶さんに似たお地蔵さんがカーリングしています。

JDには日の丸似合う返り花
※翌日すぐさま北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレとの専属契約が
　発表されました。お帰りなさい。
帰り花いまを築きし6年半
※J.D.Lindナショナルコーチが退任
　彼のおかげで今の強い日本があると思います。

ラングレーじゃなくKanaiのAsukaだよ
（SC軽井沢女子、世界に「日本のAsukaは自分だ」と轟かせてほしい）

赤と黄のストーン溜まりて冬紅葉
'LastRock'その八文字に歓喜あり
秋涼し実況ツイート読む朝よ
ストーンの描く軌跡や律の風
太陽と星 世界への道しるべ（ロコ・ソラーレとロコ・ステラ）
海外のツアーいよいよ星月夜
イヴの目に何ぞ映るや空澄めり（イヴ・ミュアヘッドさん引退）
秋桜はブラシの風を感じゐて
三角にストーン並ぶや夏銀河
朝顔や藍の囲みし黄一輪
ストーンの音我が家にも夏近し
白南風凛々しトリプルテイクアウト

（日本・海外有力チームを詠み込んで）
さや五月いくえの風を通り行け
風鈴てぃりん見ゅ上げる空に馳せる夢

（575でカガク風に）
アイスに光る君の名は花崗岩
我残るつもりだったに対消滅

山燃ゆる走るさっちゃんエアスィープ
※ミックスダブルス藤澤山口のフジヤマペア
　山口選手の速いストーンにさっちゃんが追い付けず大声で山口選手が　　　「イエース！！」
　これがまた効果あるのよね。まさにエアスィープ

カーリング歳時記で最初に認定された季語が「山燃ゆる」
山口剛史選手の熱血さ、口癖の「ファイヤー！！」から