ひっそりと10年目(追記あり)

すっかり正月も終わりましたが明けましておめでとうございます。

80プペに触発された訳ではないですが、久々にnote書いてみようと思いました…あ、意識高い系は男女問わず生理的に無理ですけどね😇

むかしむかし、お店を経営していた頃はmixi全盛期で毎日日記を書いて集客していたり、赤裸々なブログを書いていましたが、そんな黒歴史を知る人もすっかり少なくなってきたのは何よりです()

さて、閑話休題。
実は私が馬産地に仕事を求めて移住してきたのが2012年の5月末、今年がひとつの節目となる10年目になります。

特にツテがある訳でもなく、経験があるわけでもなく、もちろん技術があるわけでもないし金もない。おまけにアラフォー真っ只中。うん、無謀ですよね😇

生産牧場から始まり、その後商社に異動。その間約4年くらいでしたが、病気で三途の川の1歩手前までいったり、何度となく潰されそうになるような出来事もありましたが「辞めて帰ってしまったら全てが無になる」という思いだけで乗り切ったような気がします。

その後は(だいぶ中略)知人の牧場やバーを手伝いながら始めた立ち写真の撮影が徐々に口コミで広がっていって仕事も少しずつ増えていき、そうこうしている間にオーナー達との出会いにも恵まれて、コロナ禍の昨年も大きな影響を受けることなく無事に過ごすことができました。

もっと早く、もっと若い時から馬の世界に飛び込んでいれば、おそらく今とは比べ物にならないスキルを身に付けることはできたかもしれません。ただ、そうしていたら今のオーナー達との出会いもなく、同じ時間軸の中で別々の人生を歩んでいたことでしょうから、自分にとっては全てがベストのタイミングだったんだなぁと今では思っています😊

だからこそ言いたい、自分が行動を起こすタイミングに早いも遅いもなく、思い立ったその時こそがベストタイミングなのです。

去年はSNSを通じて「牧場で働いてみたい、馬業界に興味を持っているけど1歩踏み出せない」という方々からたくさん相談を受けました。

今はネットやSNSも普及して以前よりは情報が入りやすくなり、BOKUJOBなど競馬場でのキャンペーンなどもあるので敷居は低くなってきたのかもしれないですが、やはり大手に偏重してしまったり、想像と現実のギャップに直面することは少なくないと思います。まあ、言ってしまえばアフターフォローはゼロですもんね。

なので、自分が関わる中でこの業界を目指して行きたいと考えている方には、自分もしっかり向き合って少しでもお役に立てたらなと考えています。それがお世話になっている馬産地への恩返しにも繋がれば、ウィンウィンになれるのではないかなと。

今の馬業界は日本人も減ってきて外国人が増えているように、決して楽な仕事ではないと思います。ただ、目標やビジョンを明確に持てば、裸一貫からでも何とかなる可能性を秘めた業界でもあるので、業界で働いてみたいけど不安がある、という方はいちど相談してみてください。本当に微力ではありますが、もしかしたらお力になれるかもしれません。

今年は今まで以上にお世話になっている方々のため、そしてこの業界を目指したいと思っている未来の仲間のための1年にしていきたい、そう考えています。

今回は割と真面目な内容でオチがなくなってしまったのでこの辺で。

※気が向いた時の不定期更新ですが、何か書いて欲しいテーマなどありましたらリクエストください。もしかしたら書くかもしれません😇

(以降2022年2月追記)
あれから1年、競馬を取り巻く環境は一気に変わりました。

何かって…?

そりゃもちろん…


画像1

ウマ娘の大ヒットですよ!!!


私はそもそも擬人化ものに対して否定的な立場でして、何となく知ってはいたけどウマ娘のアニメも一度も見たことなく「何でもかんでも女にすりゃいいってもんじゃないんだよ( ゚д゚)、ペッ」というのが素直な第一印象。

とはいえちょうどお産時期で夜中は何もなければ暇だし、ひとまずひと通りプレイしてから文句を言おう。ということでリリース初日にお試しでダウンロード…

それ以来、本日まで毎日育成し続けています😇

ウマ娘のことはまた後日触れるとして、この大ブームは確実に競馬業界に多大な影響が出ました。

それまで直近は定員割れが続いていたBTCの研修制度はいきなり狭き門に。
ウマ娘をキッカケに競馬にも興味を持ち、さらには牧場をはじめとする競馬業界で働いてみたいという人が間違いなく増えてきています。
昨年の今頃まではポツポツと来ていた相談のDMでしたが、去年の夏くらいから徐々に増え始め、最近だと就職関連のツイートひとつに対して20件から30件の問い合わせが来るようになりました。
しかも、その半分以上が「ウマ娘をキッカケに牧場の仕事に興味を持ちました」と。

これは万年人手不足の馬産地にとって千載一遇の大チャンス。
この良い流れに乗ることができるか否かで、この先10年の人手不足を解消できるかもしれない、大げさではなく本気でそう思っています(もちろん雇用する側の環境整備ありきですが)

少しずつではありますが、自分が目指してきたものやお手伝いしてきたことが実りつつある。そう感じるようになってきた1年間でもありますね。

これからも様々な形で情報発信をしつつ、馬だけでなく人の橋渡し役を続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

今回は以上とさせていただきますが、気が向いた際の投げ銭は以下から随時お待ちしております😂

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