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巨人、ついに築地に上陸!-後編-交通アクセスの変化と、東京ドームの今後

後編です。
今回は球場へのアクセスと水道橋の今後について考えました。

1.築地へのアクセスについて

1-1.現状は?


現在の築地駅。ホームが狭く、キャパに不安が残る。


 新球場へのアクセスはそこまで良くないという意見がXやyahooのコメント上で散見されます。しかしそうでもなくなるのでは?と私は考えます。
 現在、築地市場跡の最寄り駅が東京メトロ日比谷線・築地駅、都営地下鉄大江戸線・築地市場駅です。あるいはJR線・東京メトロ銀座線・日比谷線・都営浅草線新橋駅から来る人も多いかもしれません。構想には駅のホームと地下鉄車両のようなものが映っています。これは臨海地下鉄の新築地駅(仮称)です。臨海地下鉄構想については別途紹介しますが、東京駅~東京ビッグサイト付近を結ぶ新路線のようです。
 しかしここにもとんでもない課題が存在します。開業は2040年まで…つまり、まだ16年くらいかかってしまいます。しかも開業したとて1路線。そうなれば、混雑集中は避けられないでしょう。

1-2.BRTの活用

東京BRT。新橋から発着しているが、いずれは行動範囲を広げるはずだ

 そこで、私は東京・新橋・品川駅からのBRTの活用がいいのではないかと考えました。BRTとは、Bas Rapit Transitの略称です。簡単に言えばシャトルバスです。BRTの最大の目的は、混雑の分散とアクセスの良化です。築地市場駅も築地駅も、ホームが広いとは言えず、客を捌ききれるか怪しい部分もあります。そのため、鉄道だけでなくバスに頼ることで、駅機能のパンクを防ぐことができます。 他球団の例を見ると、千葉ロッテマリーンズは駅から球場までの距離が遠いため、JR総武線・京成線幕張本郷駅やJR京葉線海浜幕張駅からシャトルバスを出しています。東京だからこそこういった手段を使ってもいいのではないでしょうか。特に東京駅は新幹線が発着し、遠方のお客様を簡単に案内できます。新橋駅は羽田空港アクセス線の発着駅になりそうですし、品川駅は羽田空港と直結する京急線が走っているため、海外のお客様も築地に呼ぶことができます。また、バスに巨人の選手の顔や巨人のロゴを貼り付ければ、それなりの宣伝にもなるはずです。横浜DeNAベイスターズはみなとみらい線1編成に、西武ライオンズでは西武鉄道の1編成に、千葉ロッテマリーンズは京成電鉄1編成にラッピングや球団の車内広告がしてあります。こういった「交通機関を活用した巨人ブランドのアピール」をすることも可能だと考えます。今回の場合、重要なのは巨人ではなく「築地のまちづくり」です。そのためには人を多く築地に呼び込む必要があります。なので私はBRTも合わせてアクセスしていく方式にするが良いと考えました。

2.水道橋の未来は?


現在の東京ドーム。再開発となればどんな建物が建つのだろうか


 今回は巨人が築地に引っ越した後。つまり、水道橋の今後についても考えてみます。鍵となるのは三井不動産の存在です。
 東京ドームは2021年末に三井不動産が「購入」しました。それによって東京ドームのリニューアルも行いました。そして、ここからは完全に私の予想です。東京ドーム一体は解体され、マンションと映画館などが建設されるものと思われます。水道橋周辺は、JR総武線各駅停車・都営三田線の他にも東京メトロ丸の内線(後楽園駅)、都営大江戸線(春日駅)が走っています。東京・新宿・大手町・秋葉原・池袋に一本で行けます。こんな立地はなかなか東京都内にもありません。東京ドームを購入したのも、初めからこの水道橋という立地を勝ち取る…それこそが、三井不動産の狙いだったのではないでしょうか。巨人としても東京ドームは借りている立場だったので、負担を軽くしたかった。三井不動産としても水道橋が欲しかった。そのために新球場に協力し、水道橋も再開発する。これを狙ってやったとするのなら、企業として本当に最高の戦略だと思います!今後どうなっていくのか楽しみですね!

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