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【制作記録➄】新米が恋しい

実は販売開始しておりましたzine


11月11日(きりたんぽの日)より
大潟村同友会さんで何かしらご注文いただいた方、100名様限定でプレゼント。

わたしのオンラインストアをオープンしましたので、こちらからご購入いただくことも可能です。
noteマガジンで追っかけていただいている皆さま
告知遅くなり申し訳ありませんでした。

在庫あとほんの少しとなりました。
今のところ、増刷予定はございませんので
早めにお手にとっていただけますと幸いです。



さて田植えから時が止まっていました…


新米がもう出回っていますが、稲刈りのおはなしをします。



今年の秋田は、本当に、本当に。
天気がご機嫌斜めで
9月に入ってから雨が多くなかなか稲刈りが進みません。

というのも、雨が降ると稲刈りはしないからです。

コンバインなどの農機故障の原因になるほか、
籾が濡れていると乾燥しにくくなり、品質の低下をまねいてしまうとか。
また朝夕の露で濡れている場合も稲刈りはしないため、おおよそ10〜16時の間に作業するとのこと。


田植えの際も早かったので
てっきり早朝から稲刈りもしているものだと思っていました。(夜型人間には嬉しい誤算です)

予備日は設けているものの、例のごとくピンポイント撮影、さて晴れるのでしょうか……



2週間くらい天気予報とにらめっこした結果
晴れました、そして秋晴れとはいえぬ暑さでした。
稲刈りの時期にこんな薄着だったかなー

黄金色の絨毯
大潟村の田んぼは本当に綺麗だなーと思います。
草刈りをまめにしているからか、稲が際立って見えるような。

地元八郎潟を散歩して
例年であれば草刈りされているところが雑草だらけだったり。
今年は猛暑のため、草刈りができなかったという話も聞きました。

草は刈ったほうがいいとは思いますがお身体優先。



余談ですが、大学では民俗学専攻でして
フィールドワークで農家さんに話を聞いたこともあります。
そのときは、人目を気にして田んぼの周りを綺麗にすると話していた方もいたような。

そういった理由もあるかもしれませんが
確かに見る側としては綺麗な田んぼの方が気持ちいいです。
そして、改めて思いますが気持ちのいい田んぼ、風景の背後には人の手が入っているものですね。


今年の秋田は、大雨もそうですが、気温も高く…。(全国ニュースでも報道されてました)
高温障害の恐れがあるとのこと。

これがぱっと見てわかるものでもなく、収穫、乾燥が終わり、籾摺り後にようやくわかります。
玄米の一部が白濁したり、胴割れを起こすなどの症状が見られ、等級の低下に繋がります。

ちなみに等級を簡単にいうと、一等だったら農家さんも、消費者も嬉しいという基準です。
100m走と一緒ですね。

刈りたてあきたこまち


そして撮影していて気づきました。
品種によって新米の出る時期が少しずれるんですね。刈り取りの時期が違うので。
新米が出たら新米だー!買えーーー!となっていたのであんまり考えてなかった…。

ご当地新米カレンダーとか面白いかな。アドベントカレンダーみたいな(世の中はクリスマスの時期にこちらを書いております)

残念ながら、自然とお米が売れる時代ではなくなっているので、売り方、見せ方は考えないといけないかなーと感じています。
そういう面では農家さんに求められるものが増えているのかもしれませんね。
ただ、難しいことですが、売ることばかりに傾倒するのも本末転倒で。

美味しいお米を作り続けることをなによりも大切にしてほしい、というよりわたしも勿論、つくる側の人間が追求していきたいところですね。
そのあたりは他業種ともよい関係をつくって、お互いの強みを生かしていきたいなー。



後日、webメディア「食と、東北と、」編集長の仁さんを交えて新米の試食会をしました。
レポートが上がりますので、そちらをお待ちください。
https://shoku-tohoku.com/wakate-to-te-project/

撮影編は終了となります。
2023年3〜10月とやや長めの撮影となりました。
同時並行でzineやnoteにすることで、自分の写真を振り返り改めて写真が好きだなーと思える機会となりました。

また嬉しいことに、わたしの記事や取り組みを見て、自分でもzineやフォトブックを作ってみますというお声もありました。

実は過去のわたしが書いていて。
「自分にとってすごく小さなことでも受け取ってみたら大きな糧となる。」


けっして小さなことではなかったですが笑
誰かの一歩に繋がり、わたしの次の一歩にもなりました。
よき機会とご縁に感謝を。
来年もこのような活動ができたらいいなーと思っております。
ご興味のある方はご連絡いただけると幸いです。


次回あたりからzineの制作過程に入ります
撮影ターンが長くなりました
はじめてzineをつくりたいんだけど、なにをしたらいいのやらと思っている方は次回以降が参考になるかなと思います。

ではまたー。

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