三柴 ヲト

小説書き/青春物やキャラクター文芸、ファンタジー、児童文学を中心にマルチに執筆/第1回…

三柴 ヲト

小説書き/青春物やキャラクター文芸、ファンタジー、児童文学を中心にマルチに執筆/第1回きずな児童書大賞 優秀賞受賞/2023年5月スターツ出版文庫様より「わたしの嘘つきな神様」発売中/他、別名義既刊4冊/小説家になろう、カクヨム、ノベマ、アルファポリスなどに生息。

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About Me 東京生まれ埼玉在住。水瓶座のO型。 気まぐれな小説書きです。 主なジャンルはキャラクター文芸や青春物、あやかし、ファンタジー、児童文学など。ライト文芸系は一部、序盤重めの作品も多いかとは思いますが、最後はほっこりするような優しい終わりを迎える作品が多いと思います。 思いつけばジャンルにこだわらずなんでも書きます。(※全年齢作品のみ) 現在は公募やコンテストを中心に活動中。下記の生息地(小説投稿サイト)あたりに出没します。 基本的にnoteさんでは日記的な何か

    • 「をはらせ屋」 〜終活サポート水先案内事務所の優しい怪奇譚〜 1章 第3話

      第3話     ◇  頭上に鳴り響いた呼び出し音に、ぴくりと反応を示す水先さん。 「お客さん、ですかね……?」  助かったような、逆に帰るタイミングを逃してしまったような。  いずれにしても、水先さんにとってもこれは想定外の出来事だったようで、彼女は一度、腕時計の針を確認してからスッと立ち上がる。 「申し訳ありません三瀬さん。この時間に他のお客様のご予約は入れていないはずなんですが……飛び込みの方かもしれませんので、ちょっと確認してきますね」 「あ、はい」  ものすごく自

      • 創作大賞に応募中の作品、部門を『ファンタジー小説』→『ミステリ』に変更しました。 どの部門にすべきか迷っており…とりあえずこちらで様子をみます。(また変わるかもです💦) 終活というセンシティブな題材を扱っていますが、人が死ぬ話というよりは、メメントモリ的なお話にするつもりです…!

        • 「をはらせ屋」 〜終活サポート水先案内事務所の優しい怪奇譚〜 1章 第2話

          第2話    ◇  ――失敗した。  そのことに気がついたのは、予定時刻の十分前、約束の事務所前――最寄駅より徒歩七分、雑居ビル三階の一角だ――にたどり着き、扉脇に取り付けられた案内看板を見た時だった。 【終活サポート&相談窓口・水先案内事務所】  就活サポートではなかった。  終活サポートだった。 (マジか……)  いや、ついさっきまでは縋れればもうなんでもいいような気分だったから、文面をちゃんとよく読んでいなかったというか。  そもそもこの紙切れもキャリアセンターから

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        • 「をはらせ屋」 〜終活サポート水先案内事務所の優しい怪奇譚〜 1章 第3話

        • 創作大賞に応募中の作品、部門を『ファンタジー小説』→『ミステリ』に変更しました。 どの部門にすべきか迷っており…とりあえずこちらで様子をみます。(また変わるかもです💦) 終活というセンシティブな題材を扱っていますが、人が死ぬ話というよりは、メメントモリ的なお話にするつもりです…!

        • 「をはらせ屋」 〜終活サポート水先案内事務所の優しい怪奇譚〜 1章 第2話

          「をはらせ屋」 〜終活サポート水先案内事務所の優しい怪奇譚〜 1章 第1話

          第1話  ◇  もう、何もかも終わらせてしまおうか。   その日の俺は、なんの前触れもなく唐突にそう思えてしまうほどに病んでいた。  大学四年の秋。同期生のほとんどがすでに内定を決めて就活を終えるなか、ただ一人、自分だけはまだどこからの内定も得られず、大学キャンパスの屋上で腐っていた。  もう何社落ちたかわからない。  インターンに参加したはずの企業ですらすでに全滅している。  別に就活を始めた時期が遅すぎたわけでもないし、企業研究が甘かったわけでもない。もちろん、就活生

          「をはらせ屋」 〜終活サポート水先案内事務所の優しい怪奇譚〜 1章 第1話

          宣伝:「わたしの嘘つきな神様」スターツ出版文庫様より書籍発売中です!

          書籍発売のお知らせです。 2023年5月28日に スターツ出版文庫様より『第7回スターツ出版文庫大賞』の最終審査選出作品である「わたしの嘘つきな神様」が発売されました。 本作は、孤独な女子高生と不思議な神様の一夏の奇跡の物語です。 ちょっと切ない青春恋愛作品となっておりますので、興味がありましたらぜひお手に取っていただけましたら幸いです! ▼あらすじ(ノベマさんの公式HPより抜粋) 幼いころに母を亡くした七瀬月乃は身内に引き取られるも、家に居場所はなく孤独だった。高2の

          宣伝:「わたしの嘘つきな神様」スターツ出版文庫様より書籍発売中です!