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#生き方
何もできない痛み、力になりたい痛み
灰色の薄い雲が、今にも雨粒を降り落としそうにだらだらと居座っている。視線をさらに遠くに移すと青空が。白い雲とともに浮かんでいる。とても宙ぶらりんな頼りないその青空は、今にも消えそうに、ただ"青空"でいるばかりだ。
インタビュー原稿の続きを書こうとPCを開いた。書いては消し、書いては消し、何日目だろうか。結局筆は進んでいない。何にこだわっているのか、何に納得できないのか。書けなかった。一旦PCを閉
「命」を「使」って、生きる時間
雨の日は、文章が書きたくなる。
雨音を聴きながら、しとしと筆を走らせる時間を愛でる。書くことが心底好きだ。そんな感情は、雨の日が連れてきてくれるのかもしれない。何を考えるでもなく、何を感じるでもなく。それでも指はなめらかだ。
ただ生きている証を残したい。「文章を書く」ことに出会ったのは、ちょうど就活を終えたばかりの頃。当時はとにかく、自分の世界を書きたかった。胸の奥からえぐられるような生々しい傷
生きづらさは、選択していた
いつもビクビクしながら過ごしていた。特に社会人になってから。いつ獲物に喰われるかわからないと怯えながら周りをキョロキョロする。
安心安全な屋根のある家を見つけられず、いつも野宿をしているかのような、疲れと空虚でいっぱいの心理状態だった。
「生きづらい」
そうはっきり言葉にし涙を流した日。会社に行けなくなった日。ちょうど1年半くらい前のことだろか。あの日から本当の意味で「自分のための人生」が始
Happy Birthday自分と仲良くなれた自分へ
死なずに24歳の誕生日を迎えられた。お風呂の湯船につかりながら呟いた「生きててよかったぁ」は、心の奥底から出た本音。
なんせ去年の誕生日を迎えた朝、心に浮かんだ言葉は死にたいだった。スマホ画面にはおめでとうの文字が並んでいる。嬉しい。でもなぜだろう。次の瞬間、涙がぽろぽろとこぼれた。生きている実感を体いっぱいに受け止めることができず、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
去年のわたしにとって誕生日は
見たい世界のままに過ごしたら、その通りになった一日
つまんない、のは誰のせい?すべては、自分が選択していることだよ。
心の中で、呟く。
これは、挑戦だ。
***
飽きると無い物ねだりが始まるのは、いつものこと。自分の本当のやりたいことは〜、とか。会社の先輩が〜だから、とか。SNSで◯◯ちゃんは〜してたのに、自分は・・・とか。
わざわざ無いものを数えて気持ちを暗くし、焦り、追い込む。目の前の現実が、とても薄っぺらく色のないモノに見え、つまん
「自分のため」から「誰かのために」書く生き方を。ライター1年目を振り返って
渋谷の路地で、友達に泣きながら電話をしたのは、ちょうど1年前だった。「わたし、やっぱりライターになりたい......」ありったけの声をふり絞って、嗚咽が混じった声で受話器越しに伝えた。
ライターになりたいから、会社を辞めたと言っても過言ではない。2019年の始まりは、ライター人生の始まりでもあった。
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新卒一年目の12月。
ビジネスマンとしても、ライターとしても、新米のわたしに仕事な
私はあの子になれないけど、あの子も私にはなれないから。
「どうして自分だけ...」物事がうまく進まないと、悲劇のヒロインになりがちだ。
新卒で入社した会社を早期退職してしまった。転職にも失敗した。友達は、就きたかった仕事に就いて楽しそうに仕事をしている。彼氏となんだかうまくいかない。でも友達は彼氏とも仲が良く、楽しそう。
「もう、どうして自分だけ!」
世の中の自分以外の全てが、冬のイルミネーションのようにキラキラして見える。いいなぁ。すごいなぁ。
行ってきますと行ってらっしゃいの居場所は何度でも見つかるよ
寝癖ぼさぼさの髪で、開けたカーテン。眩しさで目をつぶる一瞬前に捉えたのは、新品のクレヨンで描いたような「水色」の空。伸びやかに広がる朝に、心の中で音符が跳ねた。
ぐずぐずな梅雨のせいで忘れてしまいそうになるけれど、もう7月末。今月から、株式会社インクワイアで編集アシスタントを始めた。3ヶ月間は業務委託だけれど、会社とわたし、相互にミスマッチが生まれなければ、その後社員としてジョインすることになっ