「迷ったけど、やってよかった!」フリーランスになって初めての仕事が決まったときの話

フリーランスになって2か月。以前よりも多くのお仕事をいただけるようになり、感謝の気持ちでいっぱいです。移籍先の事務所はまだ見つけられていませんが、今後も頑張っていきたいと思っています。
私の近況を報告を兼ねて書いていこうと思います。
個人的に、固定のお仕事がない・経歴がないのにフリーランスに転向するというのはオススメできませんが・・・フリーランス声優として活動するか否かを悩んでいる方の参考にはなるかもしれません。


辞める決断:不安との戦い

4年間を過ごした事務所を後にする決断をした日、不安が広がっていた。
移籍先もまだ決まっていないのに事務所を去るという決断は、仕事が無くなってしまうリスクを背負うものだった。それでも、様々な事情から私はこの決断を下した。精神的にも重たい決断だった。

自分を奮い立たせるために、「なんとかなる!」と単純な楽観主義を抱くことはできなかった。しかし、私はできることを一つずつ確実に行うことで自分に対してまず信頼を強くした。
準備をしっかりやっているという事実が、自分を奮い立たせた。
フリーランスで活動をするということは、そういったリスクも同時に負うということだった。

フリーランスになる!と決意して最初に取り組んだのは、経歴を載せたウェブサイトの制作だった。自分がキャスティングをする側だった場合、どのような印象を与えるだろうかと考えた。
現代のフリーランス声優の多くがそれを持っていないのは明らかだ。もちろんSNS上でのアピールや活動報告は手軽でいいことだ。しかし私のような、ネームバリューのない声優の経歴を調べる時、ウェブ上でまとめて確認できるものがないというのはマイナス要素になるだろう。そう考えた。
ところで、私が実際どうであったかは別の話だが、

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