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現代版ボニー&クライド?映画「サウスランド」

おいっす~!神谷美里です!
今日は私も吹き替えで出演している、現代版ボニー&クライド?と評される映画「サウスランド」を取り上げていきます。

全米で絶大な人気を誇る若手セレブのベラ・ソーン演じるアリエールが、ジェイク・マンリー演じるディーンと二人で無軌道な犯罪を繰り返す。
犯罪の一部始終を中継したアリエールのSNSアカウントは大いに注目されるようになり、一挙に3000以上のフォロワーを獲得した。しかし、アリエールはそれに満足することができず、さらなる注目を集めるべく行動をエスカレートさせていく・・・。

Wikipedia

「サウスランド」で描かれているSNSでの承認欲求はまさに現代の問題と言えます。実際日本でも、SNSに迷惑動画を投稿する若者が度々世間を騒がせています。言ってしまえばそれに近い感覚でしょう。
どんな理由でもいいからとにかく認められたい。バズりたい。有名になりたい。そんな軽い気持ちから迷惑行為や犯罪行為を行って投稿してしまう。それを悪いことだと思わずに。
このテーマは本当に今の時代にすごくマッチしているように思います。
現に私が初めて台本を読み、映像を見た時の感想は「今っぽい」でした。
(迷惑行為は"迷惑"で済むとは限りません。威力業務妨害罪等に問われる可能性がありますので、ないとは思いますが!間違ってもやらないようにしましょうね!!!)

SNSでの承認欲求が高くなる理由は、周囲の環境に影響を受けることがあります。作中でアリエールとディーンはそれぞれ母親と父親に問題を抱えていました。さらにアリエールは友人たちとの会話の中で、SNSによる承認欲求を募らせていきます。
アリエールが犯罪等の過激な投稿をするようになったきっかけは、パーティーで殴り合いの喧嘩をした動画でした。喧嘩の一部始終を周囲の人が録画しSNSに投稿したところ、アリエールのアカウントのフォロワー数が一夜にして147人も増加したのです。
元々SNSによる承認欲求があったところにこの現象が起こったことで、過激なことをすればフォロワーが増えるという方程式がアリエールの中にできてしまいました。

結末はある意味現実的なところに行きつきます。
詳しくは映画を見ていただければ・・・と思いますが、この映画には絶対的なヒーローも絶対的なヴィランも登場しません。私が思うに、そこにあるのはただの現実です。
アメリカはシリアルキラーにファンがいるケースがさまざまな作品で描かれています。SNSでの犯罪動画投稿も同じことで、良し悪しは別にしてファンがつくのです。そういった意味でアリエールの承認欲求は満たされたといえますが、その欲求は際限なく「もっと」求めます。だからこそ、どんどん過激になっていったのでしょう。

思わず深堀をして考えてしまいますね。
環境がSNSでの承認欲求に与える影響や、SNS依存等の今っぽい問題が見えてきます。
SNSの使用について改めて考えさせられる作品、映画「サウスランド」。
神谷が吹き替えている人を探しながら、ぜひ観てみてください!

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