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大好きなハリポタだけど…「炎のゴブレット」は苦しくて観ていられない。

2023年6月16日にとしまえん跡地にオープンした「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」。
初日の入園チケット発売日にはサーバーがダウンするなど、その人気は計り知れません。

かくいう私もこのスタジオツアー東京のチケット争奪に参加しました。
オープン当日は取れませんでしたが、無事にチケットはゲットできたので、スタジオツアー東京については改めてレポートしたいと思います。

さて、今回スタジオツアー東京に行くにあたって、改めてハリーポッターシリーズを観直しました。
2001年に「賢者の石」が公開されてから22年。
当時ハリーと同い年くらいだった私ももう大人。
それでも鮮明に蘇るワクワク感。
何度観ても尽きることのない魔法へのあこがれ。
映画を観れば私は何度でもホグワーツに行ける。
22年という時を感じさせず、色褪せない作品だと思います。

こんなに大好きなハリーポッターシリーズですが、どうしても観ていられないシーンがあります。
それは「炎のゴブレット」前半部分。
ホグワーツ魔法魔術学校・ダームストラング専門学校・ボーバトン魔法アカデミーの3校による「トライウィザード・トーナメント」が約100年ぶりに行われることになり、代表選手は各校の17歳以上の生徒から、ひとりずつ選ばれるとダンブルドアが告げます。
17歳以下の生徒に参加資格はなく、年齢制限の魔法によって立候補の紙をゴブレットに入れることすらできません。
しかしなぜか、14歳であり参加資格のないハリーの名前がゴブレットから選ばれるのです。
ハリーは自分でゴブレットに名前を入れていないばかりか、上級生にお願いもしていません。
しかし、ゴブレットの選出は魔法契約。
その拘束力から辞退できずに、ハリーはトライウィザード・トーナメントに参加することになります。

私が観ていられないのは、この後続くいくつかのシーンです。

同じ参加者のビクトール・クラムやフラー・デラクールからも冷たい視線を浴びせられ、ダンブルドアはすごい剣幕でハリーを問いただす。
マダム・マクシームはハリーが嘘をついていると責める。
ホグワーツの大多数がハリーに対してズルをしたと思い込み、セドリックを応援しハリーを非難する缶バッチを身に着ける。
あまつさえ親友のロンすらハリーを疑い冷たい態度。
ロンがハリーとの伝言役に間に挟んだハーマイオニーは、伝言役をはじめに頼んだロンにではなくハリーに対してそのストレスをぶちまける。
正しい記事を執筆しない日刊預言者新聞のリータ・スキーター。
インタビューの練習でもしてたんだろと嫌味を言うロン。

第一の課題でハンガリー・ホーンテイル種という凶暴なドラゴンを制し、課題をクリアした途端、ホグワーツ全体が手の平を返すところまで全部ひっくるめて、正直気分が悪い。
もちろん作品として必要な起伏であり、必要な展開なのもわかります。
それでも観ていられない、と毎回思うわけです。

何度も言いますが、ハリーは自分でゴブレットに名前を入れていないばかりか、上級生にお願いもしていません。
結局、真実よりも自分たちの感情に従った行為なわけですが、これはいじめの構図そのものです。
あの缶バッチなんてまさにそれ。
セドリックは悪い人じゃないのはわかるんだけど、「はずせって言ったんだけどね」ってへらへらしてるのだけは嫌。

ダドリーや叔父叔母のように初めから敵対しているキャラとして出てきていると役割として見れたりするのですが、正直、ダドリー一家よりひどいことしていると思います。

炎のゴブレットはこのハリーに対するいじめや当たりの強さが耐え難いのですが、後半の魅力が強いのでそれでも観てしまうではあるんですよね…。


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