苦しいときは何もしない
時々、どうしようもなく苦しくなる時があります。
そういう時は、何か原因があったから苦しかったり悲しかったりするんじゃなくて、もうどうしようもなく苦しいから、目に映るすべてのことが苦しみの原因のように感じる。
雨が振っていることも、口内炎が治らないことも、なんとなく身体がダルいことも、職場の人の小言も、爪がちょっと欠けたことも、やらなきゃいけないことが進まないことも、夫の帰りが予定より遅くなったことも。
ぜんぶ、普段ならそこまでひどく落ち込まない。
なのに、どうしようもなく苦しい時は、それらが全て私を苦しませるものに思えて、さらに苦しくなるのです。
そういう時はどうするか
原因を探さない
多くの人は、苦しくなるには何か原因があって、それを解消すれば苦しさは消えるに違いないと思っているみたい。きっとそれは親や学校や会社や本で、それが賢いやり方だと教わるから。
でも、感情や感覚は仕事じゃない。そして見つけた原因は決して苦しさを癒さない。
わざわざ探さなくちゃ分からないほど間接的な原因なんて、見つけ出す必要があるのでしょうか。
ポジティブに切り替えない
苦しいときに「苦しんではいけない」と思うことほど苦しいことってない。
感情にも感覚にも波があるのが自然なのに。喜びとか楽しさとか「いい感情」だけを感じてヨシとするのは、不自然。それを続けていたら、きっといつかバランスを崩してしまうと思います。
ただ、苦しさが流れていくのを待つ
これは、苦しさの感情に浸るのではなく。
苦しんでいる自分を否定しない。と、同時に苦しんではいけないんじゃない!?って感じる自分も否定しない。
いちいち、否定しない。ただ、そこに苦しさが存在していることを許し、その苦しさに対してまた色んな感情や感覚が沸き出すことを許す。
否定することに固執しなければ、苦しさは案外早く消えていくということも知りました。そしてそれがいちばん苦しくない、苦しさとの付き合い方だとも。
そういえば、映画『インサイドヘッド』ってそんな感じの内容でしたっけ…ちゃんと見たことないけれど、見てみようかな。
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