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感覚

一緒に温泉にいった時、
一緒に、同じ湯に入っても、
どう感じるのかは、ひとそれぞれ・・・

数字上は、38℃とか、40℃とか表示されるけど
実際にどう感じるかは
厳密には人それぞれ・・・
温度とか、質感とか、香りとか・・・

感覚器官とは、
それくらい固有のものだ。

他のだれでもない、
自分にしかわからないのが、
感覚で、
それで良いのが、
感覚。

アーユルヴェーダでは、
この感覚器官で感じることを
とても大切に考えている。
生命とは、
肉体と、感覚器官と、精神と、魂が結合したものが
生命と定義している。

肉体と、感覚器官というように、
ある意味分けて見ている
ことが新鮮だった。

感覚器官がなくて、肉体だけでは、
確かに何かを感じるということができないからだ。

何かを感じるから、
自己を理解できるのだ。

何も感じなければ、
そこに存在していることさえも
感じることができないからだ。
感覚器官とは、
まさに自己を知る
大切な器官なのだ。

健康というと、
内臓に良いとか、
筋肉に良いとかを考えがちだけれど、
アーユルヴェーダでは、
肉体は肉体、
感覚器官も感覚器官で
同じくらい大切と捉えているということ。

何を見て、
何を聞いて、
どんな香りを感じて、
味わうのか・・・

そして
その感覚は自分で選んで良いということ。

あなたの感覚器官に
何をみせますか?
何を感じさせますか?
ということ。
そして、それは選択できるということ。

わざわざ、暗いニュースや映像を自分の目に見せるのか?
別のものを見せるのか?
その選択は
あなたの自由なのですよ。
ということ。
そして、その選択が
あなたの心と体を育てていく。
ゆっくりと・・・着実に。

「私は何を感じるのか」を
大切にする。

自分の感覚を大切にする。
そして、
「この自分の感覚を大切にする」
を続けることで、
自分の感覚を信頼できるようになっていく。

・・・あー私はこういう人間なのだ・・・と
理解していく。
感覚から入る自己受容は
素直で良いように感じる。
頭で考える
自己受容より・・・

感覚に根拠はなく、
そう感じる
ということが全てだ。

根拠のない感覚を
信じて、信頼していく。
根拠のない自信。
根拠のない信頼・・・

多くの人が望んでいるのは、
この根拠のない
自信であり、
自分への信頼なのでは・・・?

分析するより、
感じる
それだけで良いのだ。

「私はどう感じるのかな?」
こんな風に過ごす時間も大切にしたいですね。





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