京都暮らし、晴れた日の朝活│左京ワンダーランド
「明日は晴れだ」
天気予報を見て、大きな晴れマークがついているのを確認するのは、私が幸せを感じる事柄のひとつだ。次の日が休みであればなおさら。
というのが、「明日は晴れだ」ということを確認してからの、脳内の動きだ。やっぱり晴れだったら出かけたい。でも暑いのも人が多いのも苦手だから、朝早く出かけよう。そう考えてから、軽い計画を立てる。ああ、計画を立てて明日の過ごし方を妄想するだけで、楽しい。
そして、今日。朝から雲ひとつない青空!日中は暑くなるとはいえ、朝の気温はまだ20℃前後。日陰や街路樹のある道を自転車で駆け抜ければ、爽やかで涼しい朝の空気を感じられる。まだ8時台。歩道を歩く人もまばらだから、自転車も気兼ねなく走りやすい。
40分かけて、岡崎公園に到着。
まずは、蔦屋書店に併設されているスタバで、朝の手帳タイム。最近日記を貯めがちだから連休で取り戻したい。たまに外の景色に目を向けながら文字を書き進めていくのは、なんとも心地がいい。途中で雑誌やエッセイを読んだりできるのも、蔦屋書店の好きなところだ。
10時になると、外を出てすぐの場所で開催される「左京ワンダーランド」がスタート。新緑に包まれた深い緑の景色の中、色とりどりのテントが並ぶ。骨董品、アクセサリー、雑貨、本、コーヒー、グルメ、焼き菓子、マッサージ、何でもある。どんな店があるのだろう、とワクワクしながらすべての店を見て回る。
めちゃくちゃかわいいガラスでできた指輪があったけれど、サイズが合わなくて断念。こういう一期一会の出会いが多いのも、マルシェのいいところだ。
朝から何も食べていなかったから、お腹が空いた。大好きなアボカドがのったペペロンチーノを食べる。確かに暑いのだけど、日陰に入ると心地よくてちょうどいい。春の気候特有の気持ちよさは、この日陰に入ったときの空気感にすべて詰まっている。
ぶらぶらと散策していると、あっという間に11時。人が増え始めて、暑くなり始めたころに、家に帰る。40分かけて自転車を漕いで、シャワーを浴びて、昼からは仕事をしたりnoteを書いたりした。1日がいい意味で長く長く感じる。
やっぱり朝活が好きだ。朝早く起きることでしか感じられない、朝の冷たい空気感とか、まだ人が少ない道とか。たくさん活動したつもりでもまだ午前中だ、という得した感覚とか。早起きしたおかげで昼からもエネルギッシュに過ごせることとか。全部、朝活を楽しもうとしたからこそ生まれるもの。
京都では、マルシェや手づくり市が毎週のように開催されているし、朝早くから開いている神社やお寺も多い。
そんな京都に暮らしていると、自然と「晴れの日にはここに行こうかな」「朝早くから鴨川を散歩しようかな」「今日のマルシェ気になる!行っちゃおう」とか、気軽に外に出たいと思わせてくれるイベントにたくさん出会う。お金をかけなくてもただ歩いているだけで楽しいのが、やっぱり京都の魅力なのかな。
そんな暮らしをいつまでも愛していたい、と思える京都暮らしのつかの間の朝時間でした。
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