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2023年上半期、出会った29冊の本を紹介します

今日は、2023年上半期に読んだ本を振り返っていこうと思います。

この半年で読んだ本は、29冊。もう少し読みたかったなあと思うのが本音だけれど、引っ越した先の京都では、幸運なことに近くに図書館があり、小説をたくさん読むことができました。

また、Kindle Unlimitedにも登録しているので、本を読む習慣がこれまで以上に根付いていたかな。読んだ本の中でとくに印象に残っている6冊の本の感想をつらつらと書いていきます。

書く瞑想/古川武士

2023年に出会えてよかったNo.1の本です。さまざまな方法で振り返りや目標設定をしてきたけれど、ここまでしっくりとくる方法はありませんでした。「瞑想」というように、ただ日記を書く、目標を設定する、というだけでなく、気持ちを深堀して文字に書き起こすだけで、心がスッとする感覚を得られました。

このメソッドのおかげで、この半年間1日も休むことなく日記を書き続けることができています。毎日B6サイズの手帳に、隅々まで文字として感情を書き起こしていると、本当に心が落ち着くんです。ぜひ「日々を振り返る習慣をつけたい」「自分の気持ちを深堀したい」という方は、手に取ってみてください…!!

花束は毒/織守きょうや

最後の最後までハラハラドキドキしながら読み進めていた小説です。「結婚をやめろ」との脅迫におびえている先輩を救うべく、主人公と同級生の探偵が犯人を突き詰めようとします。

この小説で面白かったのが、ミステリーっぽさはありつつも、最後の最後の結末は、読者にゆだねられたところ。なんともいえない読後感があって、本を読んで久しぶりにこんなにも納得感というか読み応えというか、を感じました。

ライフ/小野寺史宜

5月6月は、小野寺史宜さんにはまり、彼の本を読み続けていました。なんてことない話なんだけど、読んだ後には気持ちが穏やかに優しくなる。つい生き急いだりイライラしたりしてしまうことの多い日々の中で、小野寺さんの本を読んでいると「もっと人に優しくしよう」「ないものより目の前にあるものを大切にしよう」と思えるようになりました。

何でもない日が、ちょっとあたたかないい日になる、そんな小説です。

リフレクション/熊平 美香

正式タイトルは「リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術」。コーチングや内省を行う中で、メタ認知ってとても大切だなとつくづく感じています。それをより深く痛感、理解できた1冊です。事実や経験に対して、自分がどう感じるか、どういう価値観のもとその行動を行ったのか、など1つの事象を深堀するフレームワークが用意されています。

経験や事実は変えられないけど、それからの感情や学びは自分次第。そんなことを考えられて1つ1つの経験を生かせるように意識できるようになったのがとてもよかったです!内省をじっくりと実践したみたい方にぴったりの1冊◎

この世は二人組ではできあがらない/山崎ナオコーラ

山崎ナオコーラさんの本はあまり読んだことがなかったのですが、今回この小説を読んでみて、言葉の力強さをつくづくと感じられました。恋愛、戸籍、社会、知らぬ間に「男女二人組」が当たり前のシーンにおいて、「なぜ男女二人組なのか」という疑問を抱き、そこにとらわれずに進む主人公の姿がかっこよかったです。

小説の中に忘れられない言葉がありました。

人はひとりで完全だ。(中略)価値は一人の人間に十分ある。人と人とは関係がない、誰も、誰かから必要とされていない。必要性がないのに、その人がそこにいるだけで嬉しくなってしまうのが、愛なのではないか。

この世は二人組ではできあがらない/山崎ナオコーラ

たしかに、誰かが補わなくても、私は私として完全で価値のあるもの。だけど、そんな必要はないのに「その人がいればいい」と思えることこそが、愛なのかもしれない。男女ではなく「2人の完全な人間」として目の前の人をとらえること。すごく大切だなあって思いました。

限りある時間の使い方/オリバー・バークマン

「ルーティンを守れない自分にイライラする」そんな悩みを持っていた私は、この本を読んで「自分には限界があると認めて生きる」という考え方に救われました。どうせすべてはできないのだから、できることだけする、そんなシンプルな考え方、積極的な諦めというような。

完璧主義である私じゃなくても、時間がないことを認めて受け入れて、その限られた時間の中でどう過ごすかをじっくりと考えられた1冊でした。

ただただ本を読みたい。

そんなこんなで、2023年は29冊の本を読みました。リストにすると↓の感じです。正直にいうと、もうすこし読みたかった…!!引き続き気分転換の小説と、日ごろの思考や仕事に役立ちそうなビジネス書、バランスよく読んでいきたいです。

書く瞑想/古川武士
見えないドアと鶴の空/白石一文
犬も食わない/尾崎世界観・千早茜
問いかけの作法/安斎勇樹
花束は毒/織守きょうや
ファーストラブ/島本理生
リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術/熊平 美香
光のなかにいてね/一穂ミチ
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める/苫米地 英人(再)
クリティカルシンキング/佐々木裕子
愛がなんだ/角田光代(再)
セルフトークマネジメント/鈴木義幸
あなたはあなたが使っている言葉でできている/ゲイリー・ジョン・ビショップ
実践型クリティカルシンキング/佐々木 裕子
ジヴェルニーの食卓/原田マハ
BUTTER/柚木麻子
丘の上の賢人 旅屋おかえり/原田マハ
流浪の月/凪良 ゆう
ライフ/小野寺史宜
ひと/小野寺史宜
いえ/小野寺史宜
がらくた/江國香織
52ヘルツのクジラたち/町田そのこ
メンタル強め美女白川さん2/獅子
その愛の程度/小野寺史宜
ある男/平野啓一郎
縁/小野寺史宜
この世は二人組ではできあがらない/山崎ナオコーラ
限りある時間の使い方/オリバー・バークマン

読書って結局、「自分の心に余裕があるかどうか」をはかることのできるものだと思うんです。日々の生活や仕事に追われていたり疲弊しているときに、ただじっくりと文字に向かうって難しい。だからこそ、本がじっくりと読めるということは、時間や心に余裕があって、日々ゆっくりと過ごしたいという心の表れだと思います。

だからこそ、やっぱり私ただただ本を読んでいたい。残り半年、どんな素敵な本に出会えるかな。もし、皆さんのなかで2023年に読んで「よかった!!」と思える本に出会っていたら、ぜひおすすめをコメントで教えていただきたいです!

(2022年バージョンです!)

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