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飛行機恐怖症、5年ぶりの海外旅行へ

5年ぶりの海外旅行。大学生の頃や社会人なりたての頃は、休みを確保してお金が貯まり次第すぐに海外に旅立っていた私にとって、5年間というのはとても長かったように思う。

飛行機恐怖症になってしまってからは、飛行機で行ける距離の旅先には足を運べていない。沖縄や北海道にも。でもこのままだと一生この小さな小さな日本列島に閉じこもることしかできないのか、と絶望的な気持ちにもなって。

そんな決死の思いで海外旅行のスケジュールを決める。隣の席にはパートナーがいる、ひとりじゃないから大丈夫だろうと思いつつも、ジェットコースターがまさに上昇を始めようとするかの瞬間で感じるあの足がすくむ感覚がずっと抜けきれない。怖い。本当なら乗りたくない。けど乗れないとどこにも行けない。

けど行くことはもう決めてしまった。ぐるぐると頭にいろんな感情がめぐる。ということで、ワクワク感よりも恐怖心が勝ってどうしようもない旅行前日を過ごしている。

そうだ、とりあえず恐怖心に蓋をしてパッキングを楽しもう。今回はリゾート地に行くから、一目惚れして買った麦わら帽子とトートバッグをまずは広げてみて。あ、ちょっとワクワクしてきたぞ。

お気に入りの折りたたみ傘やポーチを並べて、旅先で読む本を眺めて。少しだけワクワクしてきた。並べてみたら思った以上に可愛かったから写真を撮る。

パッキングって、日常から非日常へワープする儀式のようなものなのかも。まだ先だと思っていた旅との距離がぐっと近づく感じ。恐怖心が消えるわけではないけれど、恐怖心にワクワク感の割合が増えていく。

うーん、やっぱり怖いけれど、空港近くで見たきれいな夕日、空港で食べた551の天津飯、大丈夫だよと言ってくれるパートナーに救われたような気分だ。

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