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何者になるべきか、と悩むなら断食しようぜ。

って話です。どうも。何者にもなれていない自称
サブカルアル中アーティストのミサキムラサキです。
今回は将来や夢に悩める人たちに、自分なりに編み出したパワープレイ的な選択肢を、実体験を交えて紹介してみたいと思います。

 


何者になりたいか

はい。せーーーのっ。

エラそうに提示しといてなんですが、こう聞かれてもわし自身、分かりません。そりゃあ夢はありますよ?自分の作った曲で武道館とか。億万長者とか。
しかし現代社会で生きるのにやっとな身で、そうほざくのにも正直限界を感じてきてます。

子供の頃は「宇宙飛行士になりたい!」とか「プロサッカー選手!」とか「プリキュア!!」とか言い放題だったはずですが、現実的にやりくりしているとそうもいきません。

そこで!!

今回は童心にも初心にも帰らず……さらにその先。
死をもって自分と向き合ってみたいと思います。
すみません。とんでもなく怖い字面になってしまいましたが、続けます。


断食をしてみる

はい、断食です。ズバリ食を断つことですね。
まずなぜこんな突拍子もない発想になったか、経緯を説明したいと思います。

自立するんだ!とほとんど飛び出すように始めた一人暮らし……渋谷のボロアパート(ワンルーム)でしたが駅チカアクセス良好なのもあって、一人のちゃらんぽらん青年にはバカにならない家賃でした。

そこで初めて遭遇したんですね。
食えないという状況に。家賃、電気代、水道代、移動費……諸々が抜かれ、食に割けるお金はスズメの涙。気づけばスーパーで投売りされた食パンと、何十円のうどんで生活する日々。

「まぁ生きてるしいいか……」

と言い聞かせてシャワーを浴びようとしたある日

これが……俺?

まるで田舎生まれのヒロインが、綺麗なカッコをして鏡の前でうろたえるようなセリフです。そう、風呂場の鏡に映る自分は既に餓鬼でした。
確かに周りの友人には「骨が自立して歩いている」などと言われ始めていましたが、改めてさすがに危機を感じた模様。

しかし常に空腹の体で、その時思ったんです。

何日までなら食わなくてもいけるんだ……?



一日目

意識してからの断食一日目。
普段から食って食ってないような自分にとっては、まだ何ともない様子。こんな不幸せな慣れ、ある?ともかく一日目は水分だけを取り、床につきました。ちなみにこの段階でもうデッケ〜牛丼が食べたかったです。

二日目

体が軽い……!食べてないはずなのになぜか調子が良く、歩きも軽やか。体が空っぽの感覚はあるものの、決して苦ではありません。
「余裕かコレ〜?」
ウイニングランよろしく水を1杯飲み、また眠りの世界へ……

三日目

「ここで死ぬのか……?」
終わりの時は唐突に訪れました。食べたい、食べたい、何かを胃に入れなければ、危ない。
脳から危険信号がビンビン出ているのを感じます。普段からほぼ食べてなかったのもあるでしょう、お腹が減っている、とかいう次元ではなく「生命が減っている」感覚に支配されています。


ギブアップ

命の危機を感じたため、三日目にしてギブアップ。自分へのご褒美ではないですが、少しでもエネルギーがあるモノを……と思い、ふらつく足で最寄りのローソンへ向かいハンバーグとパックご飯を購入。尋常ならざる目つきでレジに向かいます。ホントごめんなさい。店員さん。僕三日食べてないんです。



もうこれでいいや。

目の前には、レンジで温めたハンバーグとパックご飯。あったけぇ……生き別れた兄弟に会ったかの如き微笑みで、一口目を口に運びます。そして、咀嚼……

あぁ……もうこれでいいや。

何がって?

人生です。

冗談ではなくこの時、本当に思ったことです。つまり言いたいことをザックリまとめると底を知れば身近な幸せを知るという理屈です。

食えるという幸せ、生きているという幸せ、まずは身近に幸せがあったじゃないか……と。書いててなんか仏教の修行みたいだな〜とか思いましたが、仏教の修行てこんな感じなんですか?詳しくないので分かりません。

つまりは!

夢を選択しようとしていることって、贅沢なんだな、と一瞬でも思えれば夢や幸せのハードルがかなり下がると思うんです。
何言ってんだコイツと思うかもしれませんが、実践してみた結果です。話半分でも伝わればいいな、と思います。

おまえら!!お米食えよ!!

では。


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