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【ディスクレビュー #9】『この掌がまだ君を覚えている』moon drop

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moon dropが待望の1stフルアルバムをリリースをした。眩しすぎるくらいキラキラした青春ソング「水色とセーラー服」から始まり、イントロのオルゴール調のサウンドが一気に冬の切ない雰囲気を醸し出す「この雪に紛れて」、懐かしさと暖かさを感じるメロディに乗せて愛を歌ったミドルナンバー「寝ても覚めても」など、情景が思い浮かぶ11つのラブストーリーを収録。朝帰りして恋人に怒られるバンドマンをわずか2分の中に描いた「doubt girl」では、"愛だ恋だ歌ってないで"と自分たちを象徴するワードを混ぜてくるのがなんとも痛快だった。これまでのように愛だの恋だの歌うmoon dropらしさを軸に置きつつも、ドラマのような歌詞を書いたり、サウンド面でもストリングスを取り入れたりと、着実に幅を広げてきた印象だ。今年の春は初の大型フェスの出演も決まったmoon drop。彼らにとって2022年が飛躍の年になるのを確信した1枚だ。
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『この掌がまだ君を覚えている』moon drop

moon drop、私の「今年コレがバズるぞベスト10」第1位のバンドです。永遠に愛だの恋だの歌い続けてほしい。

各種配信:https://moondrop.lnk.to/konotenohira
moon dropオフィシャルサイト:https://moondrop-official.com/

昨年リリースしたミニアルバム『拝啓 悲劇のヒロイン』のレビューはSkream!にて書かせてもらったので、併せてぜひ。

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