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キャリアに悩んだ新卒エンジニアがスタートアップへ転職した話【入社エントリ】

はじめまして、2022年9月に株式会社ミラティブにフロントエンドエンジニアとしてJOINしました、yoshijiです。
入社から3ヶ月近く経って、転職時の気持ちも覚えており、会社のこともちょうど分かってきたよい塩梅ということで筆を取ります。

転職活動中の思考の揺れを、時系列で記せればと思います。(転職理由を簡潔に箇条書きなど出来れば読みやすかったかもしれませんが、転職活動中かなり迷ったり思考が揺れていたため、簡潔にすればするほど嘘っぽくなると思いやめました。)


自己紹介

経歴

  • 昔(プログラミング始める前)

    • 大学では、生物統計学をやってました。しかし、大学4年のときに、自分は仕事する上で、必要なスキルを何も持ってないなと感じて、勉強し直すことにしました。

  • ~ 2021年3月: 学生時代(プログラミング始めた後)

    • 大学卒業後、4年制専門学校でプログラミングを始めました。

    • まずは試験勉強でIPAの資格(基本情報・応用情報・DBスペシャリスト)を取ったりなど、机上の勉強が多めでした。

    • Web技術に触れて、色んなアプリケーションを自分の手で作れることが楽しくて、この方面に進むことに決めました。アルバイトでプログラミングをやりつつ、3年生の夏は色々とインターンに参加しました。

  • ~ 2021年: 新卒で、SaaSを自社開発する上場企業へ入社

    • Rails・Reactなどを用いて、業務系アプリの開発を行いました。

  • 2022年6月 ~ 2022年9月 : 転職活動を経て、ミラティブJOIN

転職活動

転職を考え始めたきっかけ

新卒2年目になったとき、「俺、1年分の成長できたかな、どうかな」と考え始めたのですが、その問いにYESとは思えず、悩み始めました。

あの時の不安はなんだったんだろうな。少なくとも、「〇〇分野の技術力が強烈に伸びた」というのがなくて、このままだと広く浅くやるままになっちゃいそうというのが大きかったと思います。実際、Rails・React・Terraform を均等にやっていました。

また、会社で求められる力が、他のチームとの交渉などのコミュニケーションに寄ってるなという感覚がありました。新しい技術へのキャッチアップをすることで、貢献し評価してもらえそうという感覚がなかったのも不安の原因ではあります。(プロダクト数が多く、相互に密結合しているというのが背景にありそうでした。)

という感じで、結構悩んでしまって、割と追い込まれてました。体重も若干増えてしまって、明らかにストレスを抱えていた時期でした。

そんな中、ミラティブ人事の野呂さんからTwitterでDMが来ました。
突然すぎてびっくりしましたが、社外の人と話すと気が楽になるかもしれない、最初はそんな軽い気持ちで面談に進みました。

面談

野呂さんとのカジュアル面談や、フロントエンドの駒木さんとの面談を通して、ミラティブでの開発が面白そうだなと感じました。

  • これから大きくなる組織で働ける

  • いい感じに(笑)、フロントエンドの負債が溜まっていそう

    • Vueで動いてるLPがあるという話を聞いてワクワクしましたね。

  • 新しい技術を使っていそう

    • React Query・TailwindCSS など業務で使ってみたいと思っていました。

  • 残業してなさそう

  • ライブ配信サービスに関われるの楽しそう

    • 僕自身もゲーム実況・配信を見るのが好きなので。

といった点に興味を持ちました。その後も前職に残るか/転職するかというのを決断しきれず悩んでいたのですが、野呂さんのpushにより「とりあえず選考受けてみようぜ!」という流れになりました。

技術選考

何回か技術面接を受けました。実際に話してみて、特に夏さん(@hottest_season)やCTOの横手さん(@n0mimono)など、ギークな人が出てきて、そういった人が意思決定をしているなら、安心だよなと感じたのを覚えています。
面接後半になっても、コードを書いてるエンジニアらしい人が多いと安心感があります。(面接後半でコード書いてない感じの人が多いと、不安になっていたと思います)
ちなみに、TwitterのDMから技術選考が終わるまで、1ヶ月で進みました。スピード感がすごいなと思っていました。

最終面接

最終面接はミラティブ本社に行きました。CFOの須山さんとCEOの赤川さんとお話し、とても話しやすかったのを覚えています。
特に赤川さんとの面接では「わかりあう」という姿勢を強く感じました。自分の抱えている根源的な不安を話した気がします。「CEOだけど、遠い距離感じゃないな」という印象を受けました。
その後、ありがたいことに、オファーを頂きました。

決断

オファーをいただいた後、再度、転職するか悩みました。
前職でも、色んな人と相談させていただいた時期で、前向きにどちらの方が自分にプラスになるか、という視点で考えていました。

最終的には、以下の理由で転職を決意しました。

  • 新しい技術へのチャレンジが出来そう

  • ギークな人が多く、より早く成長出来そう

  • 純粋に、ライブ配信サービスに関われるのが楽しみ

ミラティブにJOINして分かったこと・気づいたこと

情報が集約されている

会社内でのやりとりがSlackに集約されていたり、ドキュメントがConfluenceに階層構造を持って集約されていたりするので、社内情報の検索がしやすいなと感じました。

MTGが少なく、コードを書く時間が増えた

MTGが少ないと感じました。今のところ、1日で1時間以内に収まっています。コードを書く時間が増えたことも嬉しかったし、同僚も日中にMTGがないことが多いので、相談に対するレスポンスが速く、いいなと感じました。

また、自分の進捗をtimes(分報チャンネル)に書いていると、シュッとアドバイスを頂けたり、設計の議論が進むことも多いです。

フロントエンドの負債解消にチャレンジできる

入社してから、下記のような負債解消タスクをしました。

  • PCサイトのビルドシステムをwebpack@v2からViteに移行

  • react-router-domをv5 => v6 に上げる(破壊的変更が多かったですよね)

  • 社内の業務画面を、PerlからReactに変更

まさにこういった業務をやりたかったので、楽しく取り組みました。モジュールバンドラの置き換えとか、やってみたかったんですよね。JavaScriptの歴史の勉強をしながら取り組むことができ、理解が深まりました。

決められた方法でやるのって、面白くないですよね。私は期待値より良いもの・良いコードを作りたいと常日頃思っています。ミラティブでは課題をどうやって解くかなどを自分で考えられるのが魅力です。また、times文化があり、技術的なことについて相談しやすい環境だと思います。

新しい技術に触れられる

ミラティブでは「ゼロからフロントエンドを書くならこれだよね」といった技術に触れられます。前職から使いたいと思っていた、Vite・React Query・TailwindCSS などを使うことができ、楽しいです。サーバーを触るときも基本Go言語で、クリーンアーキテクチャで整っているので、コードを追いやすいと感じています。

支給PCがツヨツヨ

ミラティブで支給されたPCは、まさかの、MacbookPro M1Max でした。ツヨツヨです。「meetでオンライン会議すると、PCが重くなる!」といった現象が無くなりました。4Kディスプレイにつないでもサクサク動きますし、開発がとてもスムーズに進みます。「開発生産性を大事にしているな〜」と感じました。

ストレスがない

入社してから二ヶ月が経ちましたが、働く上でストレスが全くないです。まず、評価周りの不安がなくなりました。評価基準がフワフワしておらず、コードをきちんと書いて技術力をあげれば評価してもらえそうという感覚を持っています。興味がある方は、CTOの横手さんが書かれた記事も参照ください。「評価頂くために〇〇する」みたいな小細工はミラティブでは必要ありません。

また上記でも述べましたが、相談時のレスポンスが早く仕事も進めやすいです。フルリモートで働けるというのもメリットですね。自分の提案が理不尽に棄却される、というのもないです。本当に何もストレスがない。

前職の経験が役に立つ

これはミラティブに入って、改めて気づいたことです。前職では、様々なプロダクトが相互にAPI連携した大きなサービスを提供していたため、新機能を作るときに他チームへの相談などが必要でした。

そういったコミュニケーションの多さをつらいなと感じてはいたのですが、ある機能を触った時どんなデグレが起きそうか考える、といった思考の癖は身についたと思います。ミラティブでも、この思考の癖が役に立っているなと感じます。

またミラティブではフロントエンドのタスクの際、サーバーサイドからどうレスポンスが返ってくるのか、デプロイするとき何が起きているのかなど、React・JS以外の知識も必要になるケースが多くあります。その際、前職のサーバーサイドタスクでRailsを書く・インフラタスクでTerraformを書くなどしていたこともあり、ある程度想像できるようになっていると感じました。

これまでの経験も生かしつつ、新しいことを吸収していきたいので、まずはフロントエンドを磨いていきます。

ミラティブにJOINして感じた自分の変化

自分の勉強時間が増えた

自分の成長速度を上げる上で、仕事は8時間と決めて、あとは勉強時間に使うのがベストだと思っています。なので、ミラティブではそのスタイルで生活しています。自分が毎日0.1%ずつでも成長してれば、仕事のアウトプットは自然と増えるはずです。

「将来役に立ちそうか」を考えなくなった

今まで、キャリアを築くために有利なことを勉強することが多かったです。別にそれ自体は間違いではないのですが、結局のところ、将来何が役に立つかって予測が難しい気がするんですよね。さらに実用を意識すると楽しくなくなったり、脳の回転が鈍るな〜とも思います。

最近読んでいる、『1日1問、半年以内に習得-シェル・ワンライナー160本ノック』という本の前書きに、とても共感した箇所があるので抜粋します。

問題を解くときに実用を意識してしまうと、自身の能力を棚に上げて「何に使えるんだろう」という利益に意識がいきますが、パズルや抽象的な問題の場合には、自身の能力や知識に意識が集中します。私たちは数や図形に対する感覚を養うために、小学校から人によっては大学までの長い期間、社会で何の役に立つのかわからない算数や数学の問題を解いてきました。ただ、直接役に立たない問題でもそれを解いた経験があると、たとえば伝染病がどのように広がっていくか、収束するか、などという現実的な問題に対する予測が直感でできるようになります。その直感は数学の知識や経験に基づいており、単なる当てずっぽうではありません。ワンライナーおよびプログラミングに関して、これをもう一度やってみようというのが本書の意図です。

1日1問、半年以内に習得 シェル・ワンライナー160本ノック

エンジニアに限らないですが、優秀な方は好奇心が強い人が多いですよね。多分「これは必要だ・これは不要だ」というフィルタがないんじゃないかと思います。楽しくて色々勉強してたら、いつのまにか高みにいるって感じじゃないですかね。

僕もそういった風にやらないと、これ以上成長速度が上がらない気がしたので、実用を意識せず勉強するようになりました。

具体的には、その日業務で視界に入って気になったものを勉強ネタにしています。なのでフロントエンド以外の技術書にも触れるようになりました。最近は自分の開発速度を上げたくて、Vimデビューしたり、シェルスクリプト本を読んでます。

入社前に、CTOの横手さんとお話したときに、「隣接領域に興味持って移動していくのは、エンジニアとして自然だと思う。ミラティブではそういったことが出来る。」とおっしゃっていました。ミラティブではそういった自然なスタイルでやるのがあっていると思います。

信頼は少しずつ、落ち着いて築く

落ち着いて、よく考えてアウトプット・貢献し、ちょっとずつ信頼されるようになればいいなと思っています。そうすれば評価されるはずなので。前職では評価のために動いていたところがあったなと思います。焦って素早く積み上げた信頼は脆いので、あまり良くなかったなと反省しています。

最後に

結論としては、転職して良かったと思っています。環境を変えれば全てが変わるわけではないですが、ときには環境を変えないと見えない・変わらないこともあるなと感じました。悩んでいた時期はかなり視野が狭くなっていたなと思います。

今、とても恵まれた環境にいるのでもっと貢献できるよう、また成長速度を上げるよう頑張ります。

ミラティブではエンジニアを積極採用中です、興味ある方はぜひテックブログなども読んでみてください。

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