見出し画像

猫まみれ

寝室でお布団に入って読書をしていたら、にゃんこ達がやって来て、一匹は足元に、一匹は頭の所に鎮座した。
部屋にいるのは人間としては一人だが、一人じゃない。
孤独なようで孤独でない。

我が家はなかなか子供が出来ず、夫は所謂昭和猛烈社員だったので、長きに渡り私は家では一人でいることが多かった。
そんな時、ドジョウだったり、金魚だったり、生命体がいるだけで何となくうれしかった。

そして今、我が家には猫が二匹もいる。

高齢出産した私にはもう家族は増えないと思っていたら、二人も増えた気分である。

私に対しては批判的な人間の家族とは違い、二人は(そう呼びたい)私を慕い慰めてくれる。(単に寒いからかも知れないが)

足元に居られるとちょっと重いが、まあ許す。
猫にまみれながら、なんとも言えない幸せを感じるのであった。
やっぱり重いけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?