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ちょっと小さめの息子の話〜「赤ちゃん」と呼ばれた日〜

うちの息子は今月の末に3歳になる。

オムツ外れは保育園のクラスの誰よりも早かったし、おしゃべりも本当に上手。歌も大好き。

だけど、本当に、食べない。
が、ゆえに、小さい。

もうすぐ3歳児検診なので、なんとか90センチになっていますように…というのが母の願いだし、大事はなんとまだ11キロ台。

今日は実家の近くの公園に遊びに出かけた。

平日なのもあり、大きな遊具を独り占めで遊んでいると、向こうからお母さんと息子より一つ上か同い年か、くらいの男の子がやってきた。

男の子は人懐っこいタイプのようで、
こちらを意識しながら近づいてきて、
同じ巨大遊具の端から登ってきた。

こんにちはー!とこちらが声をかけると、
お母さんも「こんにちは!」と明るく返してくれた。
男の子も「こんにちは!!」と、まん丸のお目目でこちらに挨拶してくれた。
その子が息子を見るなり、ひとこと。

「赤ちゃん、こんにちはー!!^^」

赤ちゃん…笑。そう呼ばれてしまった。

向こうのお母さんも少し焦ったように
「赤ちゃんじゃないでしょ〜!!」とは
言っているものの、2歳になったばかりかなあと思われているんだろうなあと感じだ。
(そう思われたとしても仕方がない。だって本当に小さいから)


息子の様子はというと、赤ちゃんと呼ばれたからではなく、単純にその子が近づいてきそうだったので、少し緊張しているようだった。


その後も、息子と私のことが気になるようで
「僕長い滑り台すべるんだー!」
「ここのぼれるんだー!」 とアピールをしてくる。

私も子どもが嫌いではない方なので、すごいね!!ほらお友達と遊んだら?なんて息子に話かける。


距離を保ちつつ、遊んだ後、
息子と最近攻略したばかりの網網の遊具へと向かった私。

後から思えば、この時のわたしには
その男の子とお母さんに注目してほしかったのだろう。君らが赤ちゃんと呼んだうちの子は、
こんなのも登れるんだぜ。と。笑


2mくらいあるその遊具。(でも落ちないように安全に配慮してよくできている。)
下から息子が器用に登り始めると、目論みどおりその男の子もついてきて、登りはじめた。

でもなかなかうまく登れない。
「うわ〜、こりゃあ難しいぞ!」
(そんなことをいうその子も本当かわいい)
なんて言って、途中で
「〇〇くん、もう諦める〜」なんて言っていた。

一方でなんなく登頂した息子。

どう?うちの子、すごいでしょ??と
鼻高々でいやらしかったのは、
私のほうかもしれない。


その後も少し一緒に遊んで、
雷が来そうになったので
バイバイして帰宅。

男の子がぐいぐいタイプだったので、
息子も仲良く遊ぶことができました。
とてもありがたかった。


この「赤ちゃん」事件。
息子はまったく気にしていないと思っていたのだが、その夜、じいじに風呂あがりにこんな報告。

「みーね、今日ねー、赤ちゃんって言われちゃったんだ(´・ω・`)」

ちゃんと気にしてたんかーい!笑

そんな素振りをまったく見せず、そのあとも控えめに、でも仲良く遊んでいた息子。

母の方が見栄張ってしまったなあ〜というか、
いやらしかったかなあ〜と少し反省です。

でも、ちょっとは響いて、少し食べてくれればよいのだけれどなあ笑。

90センチ12キロまでの道のりはまだまだ険しそうなのでした〜



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