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Postcrossingで存在したことを知らなかった風景と出会う

ふと見かけた展覧会の案内

仕事納めのあと行ってきました。
1時間しかなかったので、早足になってしまいましたが、よかったです、、

明治時代に日本を訪れた西洋人画家やその時代の日本人画家が描いた日本の風景。個人の収集家が海外で集めた200点余りの絵画で、ほとんどが日本初公開だそうです。

近代日本の始まりを告げた明治。西洋諸国からたくさんの人やモノが入ってきたこの時代、国内外の画家たちは失われゆく日本の風景や風俗を盛んに描いた。そんな絵画を通して明治を旅する展覧会「発見された日本の風景 美しかりし明治への旅」が7日、京都国立近代美術館(京都市左京区)で開幕する。一人のコレクターが海外で発見、収集した水彩画・油彩画約240点を展示。ほとんどが初公開という明治絵画コレクションは、懐かしくも新鮮な列島の姿をありありと伝える。
2021年9月2日 京都国立近代美術館で展覧時の毎日新聞記事
https://growing-art.mainichi.co.jp/20210902_nippon_no_fuukei/

このコレクションの中に愛媛県出身の画家・中川八郎氏の初期代表作が含まれるため、愛媛県美術館では所蔵品の中川氏の作品と合わせての展示になっており、展覧会のチラシやチケットにも、京都やこの後巡回する長野とは違って、中川八郎氏の絵が使われています。

これらの絵には帰国したときの土産(話)の一つという側面があり、「日本ってこんな国だよ」「日本にはこんなものがあったよ」「日本人ってこういう人たちだよ」を伝えるのに、当時、日本を訪れた西洋人画家たちが何にフォーカスしたのかというその視点がとても興味深く、一点一点すべて見応えがありました。特に、子供たちが年少の弟妹を背中におんぶしている「子守」の風景を描いたものが多く、画家たちの目に何らかの強い印象を残したことが伺われます。或いは、もう見え始めていただろう日本の近代化の兆しから、このような「原風景」はやがて消え失せるだろうという予感が、子守する子供たちの姿を描かせたのかもしれません。

そんなこんな説明をつけて、海外の人に送ったら、面白がってもらえるかも、、と思ったのですが、子守風景を描いた作品のポストカードはミュージアムショップには見当たらず、残念、、、。単に品切れだったかもしれないので、会期中にもう一回、ショップだけでも行ってみようと思います。

それでもヘッダー画像のカード類や、地元の様々な場所の水彩画やフォトカードなど、地元美術館はポスクロ用のカードの宝庫であることを発見できたお出かけでした。

↓ こんなプロジェクトもあることを発見!Postcrosserにはありがたい限りです。


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