虹の色はいくつ?―3色の虹って!?
言語ネタでわたしが好きなのは虹の色の話。昔々、言語学の授業で紹介された『日本語と外国語』(鈴木孝夫著、岩波新書) に載っていました。
日本だと虹の色はいくつ?と訊かれたら、ほとんどの人が7色と答えると思います。色の名前がすらすら出てこなくても、とりあえず色の数はラッキー7。でも、世界に目を向けると答えはさまざま。本書はアメリカでは6色、ショナ語では3色という記述を紹介していました。これは色が見えてないということではなく、連続しているプリズムをどこで区切り、どう名づけるかが文化