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植物の体のほとんどは光合成産物でできている! (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。今回は植物の体を構成する物質について見てみます。

人間は成人では体の60%が水分でできているといわれていますが、植物も体を構成している約90%は水分でできています。植物をカラカラに乾かして乾物にすると10%しか残らないということになります。つまり根から吸収されている物質と葉で光合成で作られた物質は植物体の10%に過ぎないということになります。

植物体をカラカラに乾かした乾物の内訳を見てみると、C(炭素)が45%、O(酸素)が41%でこの2つでほとんどを占めています。もう少し詳しくいうと、H(水素)を加えてC-H-Oの炭水化物で92%を占めているということになります。

炭水化物(C-H-O)は葉で合成される光合成産物です。つまり植物の体を構成している92%は光合成産物ということになり、根から吸収されるN(窒素)3%、Ca(カルシウム)1.8%、K(カリウム)1.4%となります。NとCaとKを合わせても植物体の6.2%にしかすぎません。もちろん植物を生育していく上で肥料成分は非常に重要なのですが、植物体に体の構成をみると、光合成の重要さがわかると思います。

農業の収穫高アップには光合成をいかに促進させるかをしっかりと考える必要がありますね!


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