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入れない空間

いつも誰かの楽しいを見ている存在だった。
楽しそうな声を遠巻きに聞いて
たった1人の自分を感じる。
誰かに避けられてる訳でも
無視されてる訳でもない。
でもなぜか自分が1人なんだと寂しく
感じてしまう。
誰かが自分の知らない楽しいを過ごしたことを
後から何かの拍子に知ってしまう。
別にいい。全てに関われる訳でもないし
それを楽しでる人たちは自分と仲のいい人では
ないのだから仲間はずれとか思わなくていい。
それでもどうしようもなく寂しい気持ちになる。
でもそういう気持ちになってることを
必死に隠してる。なんでもないフリをして。
それをし過ぎてるときっとよくない。
寂しい時は寂しい。
ごまかせない。
心にずっと引っかかってる。
今日もふとそんな瞬間を感じた。
賑やかな声をその空間に立ち入る前に感じて
ついつい踏み入る足がすくむ。
そこは自分の居場所じゃない。
なんだかいつも居心地が悪い。
私はいつも楽しいの中にいつまで経っても
入れない。どこかにいつも疎外感を感じてしまう。
でもきっと言えない。
言葉にすると余計その事を突きつけられるから。
うやむやにしておきたいんだろうな。

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