見出し画像

一人一人が日本の創世を始めよう

一人一人が日本の創世を始めよう。

田中角栄元首相が「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが戦争を知らない世代が政治の中枢になった時はとても危ない」と語っていました。

戦後生まれが首相に就くようになって、少しずつおかしくなってきて、とうとう田中角栄首相の言葉が本当になってきました。

田中角栄元首相の演説を聞くと、このようなビジョンを描ける政治家は、今は居ないと本当に思います。

戦争を知っていた世代が創り上げた日本の遺産でここ30年程は生きてきた日本人ではないでしょうか。とにかくビジョンは無かった。日本が、日本人が目指すべき姿は全く見えなかった。

考えて見れれば、戦争を知らない世代という意味では、米国人は全員そうだともいえます。本土での戦争は独立戦争や南北戦争しか経験がありません。海外から領土を脅かされる戦争は経験したことがないのが米国です。その意味では戦争によって祖国が焦土と化す経験がないと言えます。

今、世界で起きているウクライナ戦争もイスラエル‐ハマス戦争もともに米国が絡んでいます。他国での戦争はあらゆる国で経験しているものの、自国領土内での戦争は経験していないという意味では、米国が世界の中枢にいること自体がリスクなのかもしれません。

目の前で人が大量に亡くなり、目の前で建物が破壊され、街が崩壊していく、エネルギーも食べ物もなく、苦しい思いで生きることに精いっぱいな日々。それは経験したものにしかわからない悲惨さがあるのだと思います。以下のブログは戦争を体験した人からお話を聞かせていただいたことを書いています。

日本が世界に貢献できることは何でしょうか。

恐らくそれは、日本人の国民性ではないでしょうか。しかし、今はそれは失われている。米国に追従し、激変する世界の中で、意思もなく米国という沈みゆく軍艦に引っ張られているゴムボードのようです。

ロシアは「対等、内政不干渉、相互利益の尊重という原則」で外交を展開しています。それは、相手が大国であるとかないとかではなく、各国の主権を尊重しながら外交をしています。また、国連を通じて国際法を遵守しようという意思も見られます。

本来、これは、日本が率先して行うべきことではないでしょうか。日本には相手を思いやり、尊重することを大切にする文化があります。「自分だけ」が良ければ良いという文化ではありません。

世界では大航海時代、産業革命を経て、国を、経済を拡大、成長させ、富を集中させる文化が支配的になりました。共産主義もその思想を広げていくことを是としました。

しかし、世界の人口もほぼピークに達し、これ以上地球上に無限の拡大を続けられる場所はありません。成長、拡大に限界がやってこようとしているのです。

それはちょうど、豊臣秀吉と徳川家康の日本の統一者の交代と似ています。戦国時代は勝てば、領土が手に入る。秀吉は、家臣に領土を与え、恩賞によって統治しました。しかし、日本が統一され、これ以上、与える領土が無くなった時、秀吉は朝鮮へと出兵しました。これは失敗でした。

一方家康は拡大することを止めました。家康は国の領土は天からの預かりものだと考えました。だからこそ、その領土を治める藩も大名も預かりものの管理者であるという考えがありました。大名は任された領土で民の暮らしを守ることが役目。そこには「わが利益」の追求はできない仕組みがありました。しかし、文化や思想は花開きました。

200数十年の大きな争いのない時代は、「拡大」や「わが利益」を優先した社会ではなかったのです。

日本が米国から自主独立し、本来の日本人の国民性を持って世界の国々と外交を行い、米国の利益や米国の一部の戦争屋の言いなりなどならず、自らの国の意思で世界の助けとなることができれば、必ずや日本は世界に必要とされるに違いありません。

やっぱり、日本人はいい人です。本当は戦争なんてない方がいいに決まっている。貧富の差だって、無い方がいいに決まっている。日本は縄文時代に1万年以上も平和な世界を造っていました。平安時代だって、江戸時代だって、長く大きな争いがない社会を築いていました。

そんな日本だからこそ、そんな日本人だからこそ、人を殺してまで、他国を侵略してまで、わが利益を追求するよりも、平和で、安心な社会の方が何倍も、何十倍も豊かで、そして「楽しい」ことを伝えていく必要がある気がします。

その為には、やっぱり、まずは世界で起きている出来事の本当の姿を知る必要がある。知れば、日本人は、変わるし、自分で考えられるはずです。

平和で豊かな世界への貢献は日本人はできるはず。それには、一人一人が自分の家族の中でも、組織の中でも地域社会の中でも、そして国の単位でも、お互いを尊重しあうことが一歩目だと思います。結局、一人一人が変わらなければ、変わらない。変化はミクロから起こり、広がっていき、マクロな変化へとつながるのではないでしょうか。

貧しい国の人たちも、やっぱり豊かになりたいはず。自己の利益と繁栄のために犠牲にしていいわけがない。そして、最終的には、お互いに「豊か」が一番豊かで、「自分だけ豊か」は、最後には、大崩壊するというのが、今の世界で起きていることではないでしょうか。

自分が関心があることを多くの人にもシェアすることで、より広く世の中を動きを知っていただきたいと思い、執筆しております。もし、よろしければ、サポートお願いします!サポートしていただいたものは、より記事の質を上げるために使わせていただきますm(__)m