『20年後のゴーストワールド』第1章・私のシーモア(6)個室でボディーシート
今回第6話を迎えます。読んでくださってありがとうございます。自虐も他虐もキツいですよね……すみません。しかし、この第1章は「私のシーモア」ですから。映画『ゴーストワールド』においてイーニドがシーモアの絵を丹念に描き続けたように、おじさんを描写していきます。またしばらくお付き合いください。
勘の良いあなたなら気づいているはず……こんなけっこうな文章量で第5話まで展開しておきながら、なかなか話が文学的にならない。そう、ここまで主人公の私はずっとスマホの液晶画面の文字を目で追って