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ご覧くださってありがとうございます。 日常で感じた事を書きとめております。

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マガジン

  • 硝子玉の部屋

  • ご機嫌で帰れる

    ありふれた日常で、ご機嫌になれたことを是に…

  • つぶやき

    つぶやきとも言えないです。私の 思うところは、こんなことです。

  • 昔の話

    過去に書いた事や、昔にあった出来事を書いております

  • 徒然に和で長閑

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昔話

昔語り ~迷い猟犬が居た日々~ ※これは全文読めます。 最後まで読んで気に入って頂けたら♡押してください。 気が向いたら投げ銭とか、おひねりの感覚でお願いします。私が張り合い出て、ご機嫌で過ごせます。 昔話  *…**迷子の猟犬が居た日*…* 冬が近づく季節になると、ふと思い出すことがある。優しい”ジョン”と言う名の家族。 …狩猟解禁… 山の広葉樹と、唐松の葉が落ちて 少しだけ見通しが良くなる山林では 文化の日を境に狩猟が解禁される。 枝の隙間から見上げる晩秋の

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    • 平野の田んぼ

      ふと、代かきや田植えの後の田んぼが見たくて、あえて田園地帯を通るルートを選んで電車に乗った。 棚田の山間部を降りて、上京してから見た関東平野の田んぼに感動したのを思い出す。 広々としたます目の田園風景は、初めて海を見た時と似た驚きと感動があった。 鷺達が餌を食む穏やかな昼さがり 田植え機がなかった頃は、この広さを手植えしたのだとすると、本当に頭が下がる そしてこの広々とした風景の一部になることが、少しこわくなる。つかまる所がない感じ。 日陰もなく、ただ日の下に照ら

      • 白い薔薇

        良い匂いがする風が通り抜けた ぼんやりと浮かぶ白薔薇 見えない加減がもどかしいながらも綺麗だった 闇とも光ともつかない 曖昧な花の白 薄い雲の中に浮かぶ月に 地上のそこここにある闇が照らし出される 新緑は濃い黒 風が吹くと月光を受けてうごめく樹影から 白い花弁がはらはらと地に落ちる 歩道に落ちる花の白と アスファルトの灰色 樹影が落とす影の黒 ああ、夜もまた柔らかな光に満ちている 静けさを壊さぬように そっと歩く

        • 皐月の夜

          新緑が美しい季節 青葉越しに見上げる夜空に星は無い それがまた、なんとも綺麗だと佇む歩道 その先の視界の端っこを そぉっと渡って行った猫のシルエットが愛しい 家路を急ぐ人 夜のお出かけする人 こんなに人が居るのに みんな各々に独りなの でも 地球の引力と言う見えない力や 社会的な柵で 無関係ながら関係して繋がっている そんな蜘蛛の糸より細い繋がりに揺らめく 一抹の寂しさ 一縷の希望 なんともちっぽけな自分は 大きな世界を彷徨う迷い人 何一つ罪のない人は この世に

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        記事

          鯉のぼりに思うあれこれ

          私が子供の頃、父は集落でも指折りの高い矢車をたてて、鯉のぼりを揚げた。長い丸太を営林署経由で買って、自分で矢車を付けて、庭先に立てた。そうしている父は、何だかとても嬉しそうだった記憶がある。 貧乏なれど場所はある。祝い事だ、跡取り息子生まれたぞ!景気よく揚げるぞ!みたいな感じかと。 上げ下ろしが面倒だと、祖母が笑っていたような記憶もうっすらよみがえってきた。 戦中、戦後を山村で、祖父と開拓した田畑を残され、小学生にして一家の大黒柱になり、生き抜いてきた父。当時に叶わなか

          鯉のぼりに思うあれこれ

          春の夕暮れ

          塀に夕陽色の花が咲く道 ゆっくりと沈む夕陽の中で出会う 沢山の愛されしペットと主人の方々 夕焼け色に溶け込むシルエット そして笑顔 幸せの余韻のような薔薇色に 残照が雲を淡く染めた

          春の夕暮れ

          桜吹雪はもう少し先に

          今年の桜は短めだと思いつつ、街の桜を見ながら歩く。 氏神様の境内の桜がはらはらと散っていた。拝殿で手を合わせてから、お賽銭箱の方まで舞っていく桜を見ていた。 ひいたおみくじには、『山ざくら』の文字が入っていて、何ともまあ粋な計らいだ。これは桜を見て帰ろうと、しばし佇む。 1枚、2枚とこぼれる花弁を楽しみつつも、もう少し強く風が吹けば、見ごたえのある桜吹雪になるのに、と思った。 『そんなに早く散らなくてもいいじゃないか』 拝殿の方から背中越しに、そう聞こえた気がした。

          桜吹雪はもう少し先に

          道すがら春を楽しむ

          通勤途中も、買い物の途中でも、見ているのは花、生き物、木、空、であることが多いのは、私の日常的な行動だ。どこに住もうと、旅行に行ったとしても、それが通常。だがそれは、個性的でもあると、最近それとなく人から言われた。変わり者とは言いにくかったらしい。 芝桜が咲いた 鉢植えの薔薇が越冬して花を咲かせた 道端に生えたホトケノザに、ピカピカのななほしてんとう達が居た 染井吉野が咲き始めたのとさほど変わらずに梨が開花したのは、違和感。いつもは染井吉野が散る頃に梨の花、のタイミン

          道すがら春を楽しむ

          スクランブル交差点の上の方

          横断歩道の信号待ちをしながら私は、街の季節を感じつつ、空を見上げていることが多い。 そんな時に、周りの人々の会話が耳に入ってくることもある。 男の子とお母さんの会話 ある梅雨の晴れ間の日 「ママ、虹、虹があるよ!」 「どこにあるの?」 「そこ、そこ、上のところ!」 子供の指さす方を見る母親と同じように、周囲の信号の待ち人達が、それぞれ何となく、然り気無さを装い空を見上げるが、虹は無い。 「ママ見て見て、あそこだよ!」 「どこ、どこ?」 子供の声がよく響く。しかし空に

          スクランブル交差点の上の方

          お彼岸なのでおはぎ

          お彼岸なのでおはぎ

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          春の風景

          春の風景

          +3

          子供から聞いた、お腹の中に居たときのお話

          「あのね~、僕がママのお腹の中に居たときね~、一回しんじゃったんだよ~。ね~」 「そ~だよね~」 「それからね~、僕ね~雲の上に行ったんだよ~。それからね~、もう一回雲の中を通ってね~、降りてきたの~。ね~」 「ね~」 と、いきなり始まった、双子さんのカミングアウト。 「そうだったんだ~。なんか大変だったんだね~。それ、覚えてるの?」 「うん、そうだよ~」 「ママにもお話したの?」 「うん、ママがそうだったって言ってた」 「お空から降りてきたの~」 「雲の中

          子供から聞いた、お腹の中に居たときのお話

          落花

          地に臥してなお気高く 実を結ぶことなくして終える花の儚さ 草の上にその身を横たえて微笑む 落花 その美しき終焉を 月と共に見送る夜半

          影絵のようです

          石燈籠に映る葉の影 男女の童子が、踊るような遊ぶような、そんな風に見えたのです。 杉の樹に映る葉影 何に見えますか? 鳥が飛び立とうとしているように見えたりします。 何か物語が始まりそうです。

          影絵のようです

          黄昏について子供が語る

          晴れた日の日の入りは、一枚の絵のように美しい夕焼けが見える。そんな場所で聞いた会話。 ☺️ 夕焼けが綺麗だね 👧 黄昏って言うんだよね ☺️ よく知ってるね! 👧 ママに教えてもらったよ 『SPY×FAMILY』に出てるよね。だから聞いたんだ。 …漫画だね。主役の名は『黄昏』だ。 『鬼滅の刃』の”水面“やら”生生流転“みたいな、ちょっと難しくて美しい日本語に、ちゃんと子供達は反応する。 国が、ゆとりが大切、難しいのは後回し、大人になったら学べば良いんじゃない?みたいな

          黄昏について子供が語る