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Men’s fashion week FW23 から

1月半ばから始まったミラノファッションウィーク
そしてそのあとのパリファッションウィーク

やっと終えてミラノに戻ってきました

今回もちゃんといろいろあったけど
自分の目線が変わったのか強くなったのか
心がガタガタなることが減ってた気がする

毎度ながらオプション入ってもコンファームされるまでドキドキするし
ショーに入る直前もちゃんと緊張するのだ

でも今回は回数を重ねてるからなのか
メンズというフラットな生き物のおかげなのか
落ち着いて楽しくファッションウィークを終えれた気がする

ミラノに住んでるけど
断然パリの方が好きということを毎度のファッションウィークの旅に再確認している
というのはここだけの話

今はようやく終わってゆったりした日常に戻り、やっとゆっくり晩酌しながら音楽聴いて
物思いにふけってみたりして
久々にこれの更新やろう!
と思い立ったところ


今回も今までもなんだけど
日本人モデルはけっこうな数コレクションシーズンこっちに来てトライしてるのを見る

もちろんヨーロッパ内や他外国に住んでる人もいるけど
日本からトライしに来てる子たちに会って
話を聞くのも楽しみの一部だったりする

だって自分はもう日本を出て4年もたって
スピードが速い日本のことは本当にもうついていけていないのだ

それでも私たちの業界の変わらない部分や問題は変わらずいつも聞いて考える


例えばモデルの話で言うと、
いくら海外チャレンジしてメゾンブランドのランウェイ歩いたとしても
日本ではあまり仕事がなくバイトもして生活しているという酷な現実

それは結局日本と海外のマーケットが違いすぎて
海外で重宝されるモデルは日本では重宝されないのだとしたら、日本の独自のカルチャーで回っているということ

別にヨーロッパみたいにすべきだ
と言ってるわけではない

でもなんでそこまで独自のカルチャーを作り、守り、孤立する方に向かうんだろう?という不思議
世界で評価があがってる子達を使わずに
日本に来ている10代のモデル始めたてみたいなベイビー外国人モデルたちを起用して
そりゃ海外でキャンペーンやたくさんのランウェイ歩いてる子たちは海外にベースを置くことを考えるだろう

それをみんな良しとしていたら別の話で、
でも結局いい人材、日本のカルチャーに違和感を抱く人たちはみんな外に出ていく
それはわたしも同じようにかわいいの定義が全くわからず、窮屈さを感じて外に出た結果
ブワッと広がってかっこいいものを作れる喜びを知った

ちなみに韓国はランウェイ歩いたらそのモデルのギャラも知名度もめちゃくちゃupする
だからみんながんばって世界で活躍して母国に戻るのだ

この不思議な閉鎖感と
日本独特の文化を守る
という相反するものにわたし自身もどこが正解なのかよく考える

そして先日この記事を読んでなおさら考えさせられたのでもし時間があればぜひ読んでいただきたい

外国人で10年日本に住んでいる人という視点も面白かったし、言葉選びもすごく良くて吸い込まれた
悲しいけどこの方が言ってることが自分的にはほんとにまさに、と思うことで
現実見てこれから何ができるかな
と模索中



ひとまず自分は今ファッションの世界にいるので
まず自分がいるフィールドから何か変えていけないかな
ということを課題にちょっと動き出そうとしているところ



ヨーロッパには最初に年齢聞く文化も
へんな上下関係の文化もない
過去どうだったかなんか関係ない

対今の自分
年齢より力量



mio


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