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8か月間、編集小ネタをツイートした総括

こんにちは。副業で編集/添削サービスを提供しています、若橋未央です。

私は、2022年7月から約8カ月間、平日の朝、編集目線の小ネタをツイートをしてきました。
そしてこのたび、2023年3月をもってその習慣をいったん終わりにすると決めました(理由は後述)。

本記事では、この機会に、8か月のツイートと所感を振り返ってみようと思います。

朝の小ネタツイート、8か月間の推移

2022年7月、朝のツイート開始

2022年7月。私は、編集/添削のサービスの副業をスタートしました。
その第一歩として行ったのが、編集のワンポイント添削アドバイスです。

このワンポイント添削を喜んでいただけたのがとっても嬉しく、
「キャンペーン終了後の還元活動」という位置づけで、私が考える「ちょっと役立つ文章テク」をツイートし始めました。

▽これが初回となったツイート。

そして、「これは、あまり苦にならないし、ご依頼いただく方以外にも喜んでもらえそう」という感覚から、そのまま、「文章テク」のツイートを毎日続けることにしました。

7月当時のフォロワーは、70人くらいだったと思います。
「いいね」は、1ツイートに1つ2つ、もらえるかどうか。
でも、その「いいね」の反応がとても嬉しくて、明日も投稿しよう!と思えました。

8月~「ルーティン」宣言と継続


8月末。朝ツイートが1か月程継続できたので「平日の朝のルーティン」として宣言、固定ツイートにはりました。
たぶん、このころにフォロワーさんの数が100人になった記憶。

10月頃。フォロワーさんの数はジワジワと増えて200人くらいになり、ツイートに2桁のイイネがつくことも増えました。
「この人は、毎日編集の小ネタをツイートする人だ」と覚えてもらったのだと思います。

いつも見てくださっている常連?さんから、気軽にコメントやRTをいただくようになったのもこの頃です。

▽外出先で見かけた、誤字脱字がある張り紙の解説ツイート。リプのやりとりが楽しかった。

1月~、年末年始の引越し休みをはさんで、ツイートを継続しました。「お休み後の再開がうれしい」との声もいただき、ムズムズと嬉しかったです。

▽ワイワイとにぎわった、方言「からった」の話。

▽編集業のお悩みや思い出話など、こぼれ話も時々ツイート。有益さゼロなのに、イイねをくれるフォロワーさんたちの優しさ…。

2023年3月末、以上のような経過で、継続8か月となりました。
この時点で、フォロワーさんは600人弱です(感謝)!

「若橋の、過去の編集小ネタツイート、もっと見たいわー」という奇特な方は、私のTwitterアカウント内で「書く」の絵文字を検索すると、該当ツイートの80%くらいが出てきます。
ハッシュタグの字数を惜しんだ結果、絵文字1つでタグがわりにするというズボラさ……。

スマホアプリなら、プロフ右上の虫メガネから検索すればOK。PCなら from:mio_wkhs で検索

8か月、朝のツイートをしてよかったこと


8か月間継続すると、私の中に色々な変化や気づきが出てきました。

本業・副業で日々起こることが、ネタになった

私は本業(フルリモートで教育系ベンチャーに所属)で、添削業のかたわら、ビジネスレターやパンフレットの編集・チェックも担当しています。
23年1月からは、副業でも編集の継続案件ができました。

その中で、原稿を見ては泡のように浮かび、頭から消えていた朱入れを、「これは、汎用的に使える観点か?」という、ふるいにかけるようになりました。

「この言い回し、私はいつも気になっているな」
「ビジネスレターだと、このパターンのミスは残りがちだ」など、

「フォロワーさんのあの人にシェアしたら役立つかも」とイメージできたものは、すぐにメモをします

仕事が、1粒で2度おいしくなった気がして、張り合いがちょっと増しました。

slackで、自分への1人チャットに残したネタの一部

無知の知に気づいた

私は2023年現在、40歳手前。
新卒からの編集・添削業務歴が約17年あります。

…が、私は、国語科の教員でも、日本語学専攻でもありません。
編集部の先輩方から教えられ引き継いだこと、編集部の仕事や複数社の添削請負の中で目にしたマニュアルの共通点、自分なりの勉強から、「こうしたら読みやすいだろうな」と思っている…いわば個人的見解にすぎません。

ひよこ卒業してたつもりが、まだまだ……ひよこ

ツイートでアウトプットすると、自分とは異なる視点のフォロワーさん、日本語の成り立ちや使い方に詳しい方、いろいろな方からリプや引用RTをいただきました。
そのやりとりから、「自分の編集知見は、ほんの一例に過ぎない」「言葉の使い方に正解はない」「自分はまだまだ若輩者だな…」と思うことが増えました。

「編集やってる人」の認知がついた

私は編集者です。
…といっても、実名や詳細の経歴を出していないSNS上で、そんなことは誰も証明できません。「信用がない」という状態です。

でも、このツイートの継続で、「8か月間、平日にずっと編集のことをつぶやいていた」ことは、事実としてTwitter、そしてこの記事に残せました。
とりあえず、この8か月、タイムラインでお付き合いいただいた方には、「若橋は成りすましではなく、ホントに編集者らしい」と思ってもらえた…はず。

この認知もあってか、8か月の間に、Twitter経由でいくつかお声がけをいただき、編集/添削サービスを提供する経験も積めました。

余談ですが、「編集・ライターの有益情報を発信しています!」という継続発信者の中には、書籍やほかのアカウントの丸パクリで発信している…という方も…いそうです。
偶然でも私のツイートがパクリに見える確率を減らすべく、ツイートはすべて、身近で直に観察したことを題材にしました。

朝ツイートのルーティンをいったん終わる理由


良いことがいろいろあったツイートの習慣ですが…、3月という年度の切れ目に、いちど終りにしようと思います。

推敲に時間がかかる

ツイートのネタ自体は、日々気づきがあり、ストックができるのでそんなに困っていません。
時間がかかるのが、ネタをツイートにする推敲です。

ついつい、ツイートを練るのに時間をかけてしまう

私は今、夜寝る前にストックからネタを選び、ツイートを作っています。
見聞きしたネタそのままをツイートするのは極力避けているので、類似要素をふくむ例文を考えます。

最初はたいてい、140字に収まらず170字くらいからスタート。削って言い換えて、ぎゅっと文字数に納める作業をします。
これでまず、20~30分ぐらい。

翌日の朝、下書きをもう一度見て、より適切な文例がないか、解説部分にわかりにくい表現がないか、見直します。

これで、10分〜、例文や解説を書き直したくなったら、また20〜30分かかっています。
子どもが想定外に起きてくると焦ります(笑)。

そして、文章テクニックのツイートなので、「わかりやすいツイートにしないと」「誤字脱字のミス、ツッコミどころがないツイートにしないと」という自分のプレッシャーがどうしてもあります。

自分の未熟さを自覚するにつれて、なおのこと、「私はこう思って朱入れするけど、間違いでもないしなあ」と思いなおし、ボツにするネタや例文も増えました。

投稿した瞬間に、やはり直したいところがチラッと気になり、ツイート消して投稿し直すこともしばしば、です…。

4月から、Kindle執筆に時間を使いたい

2023年4月から、私はKindleの執筆に本格着手しようと思っています。

テーマは、編集業のハウツー提供…ではなく、
自邸の家づくりの記録と考えです。
1・2月で構成を仮決めしたところ、文字数は60,000字程度。うーん長い。

これは、私に本が書けるか&セルフ編集して出版できるかという力試しのようなもので、あまり「売れる」「儲かる」予感はしません(もちろん売れたら嬉しいですが)。

そして、私は書き手としてはかなりヘッポコなので、この字数を納得できるように書こうと思ったら、しっかりと意志を持って時間を作らねばなりません。
(…この3000字の記事も何時間かかっているのやら!5時間?6時間?)

4月からはkindle執筆の時間を優先し、いったん、編集ネタのツイートルーティンは終わりにしようと思います。

…とはいえ、つながりができたフォロワーの皆さんにむけて、「あーこれはシェアしたい!」とつぶやき、それがきっかけで交流するのはとても楽しいものです。

Kindleを書きだしたら、また、文章についての気づきや、私以外の方にも役立ててもらえること、たくさん見えると思います。

今度は、誤字脱字があったらマズい「文章テク」ではなく、誤字脱字があっても構わない「執筆中のつぶやき」として、思い立ったときに気軽にツイートしていこうと思います。


以上、8か月間のツイートの取り組みを振り返ってみました。

Twitterの発信は気軽にできるし、反応を励みに継続しやすいのですが、その成果物は流れて埋もれていってしまいます。
あとから「あの時期は、こんなことをしてたんだよ」と自分で振り返ったり、人に簡単にお伝えしたりできるよう、区切りで記録に残しておきました。

……この記録をふまえて、若橋は今、何をやっているのか?
興味を持っていただけましたら、Twitterの「若橋未央」アカウント、のぞいてみてください。お待ちしております。


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