アメリカ🇺🇸で音楽・はじめの一歩はどうする？

「やってみたいなぁ〜」と常々思っていることはあれど、どこから始めたらいいのか、、、そんなことはありませんか？

作曲ピアニストの私ことミントも、ニューヨークで途方にくれたりする日々。

ですがアメリカでの始め方に限れば、経験をシェアできそうです。非音大卒、無名でコネ無しから始めた1人として……。

まだまだ新春？の今日は、スタートのコツをひとつ。音楽だけではなく、全ての「やってみたい」についても共通のように思います。

それは「似姿」です。”東大家庭教師が教える〜”など勉強法の著書で知られる吉永賢一さんのメルマガで教わった言葉で、「なりたい自分の姿を真似た生活をする」という意味。

ただし、ひところ言われたビジュアリゼーション(理想の自分を映像化)とか、名言”Fake it till you make it”(できるようになるまでできるフリをしろ)とはちょっと別。

ミント流の似姿は、良さそうな手がかりをいくつかかじってみる中から、「コレ、いいかも！」を見つけるんです。そのお試し体験を本物にできた自分に、今の自分を「似せる」のです。

だって、「なりたい自分の姿」なんて、ハッキリはわからないんじゃないかな？ 体験してみないことには……。

ミントの場合、🇺🇸ジョービズでの一歩に繋がった似姿は、日本で「ピアノ+ドラムのコンサート」に参加した体験から。ピアノを習っていた音楽教室でのことでした。

この教室の小さなホールでは、発表会のリハや先生・生徒の演奏会が随時開催。そんな会のひとつで、ドラム科の先生が即興でピアノにリズムを付けてくださる――という企画でした。

ドラムの先生は、私のピアノのS先生とコラボでライブハウスにシリーズ出演。美男美女デュオのステージを「いいなぁ」と惚れぼれ観ていた私。なので自信はなかったけれど、思いきって出演の申し込みをしました。　

当日、既に客席が埋まった教室のホール。ドキドキしながら自作曲のピアノ譜を、ドラムセットにスタンバイした先生にお渡し。リラックスした様子の先生はさっと楽譜に目を通すと、スティックを軽く持ち上げて開始の合図をくださいました。

グランドピアノに向かった私の意識は、既に真っ白。自分が何を弾いたかよくわからないまま、短い共演曲はなんとかそれらしく終わり、拍手をいただいて……。　

お辞儀をして顔を上げると、末席から心配そうに見守ってくださっていたS先生の、上気した笑顔！

この体験から、アメリカで似姿をつくりました。

(↑以前の記事。ブッキング・エージェントに認められてコンスタントな依頼をもらうには、まずはどこかに出演して「はじめの一歩」から！)

ニューヨークのライブハウスの出演基準は、全米でも最難関のひとつ。ミントはNYのイベント出演オーディションに受かって渡米し、そのご縁で伴奏者として有名ライブハウスに出演経験がありました。

おかげで応募の最低条件は満たしていたものの、新参のピアノ弾き1人に、本場で何ができるのか？ あちこちに応募のメールを送っても、受領の返事すら来ません。そこで思い出したのが、あのドラム+ピアノです。

さっそくPV撮影で知り合ったパーカッショニストのニックに声をかけ、2人のステージを自主開催→「米ショービズ界に席を得た自分」の似姿。会場に選んだのは、行きつけのタイムズスクエア練習スタジオ内のホール→音楽教室内ホールの真似。

(↑左下写真がニックとの初ライブ。動画後半2:10〜に演奏風景)

難攻不落だったライブハウスのオーディションに受かり始めたのは、ニックと組んだこの時から。人気ベニューでのパフォーマンス動画↓は、各種キャリアへの応募資料としてとても役立ってくれました。

以上が、私の使った「似姿」の例です。ね、手近なところからのカンタンな一歩でしょう？

似せ方でよく聞くのは、「実現できた時の自分はどんな服を着ているか」を真似るとか？

それも一理あり、楽しそうだけど……。

モデルになりたい人以外は、ちょっと待って〜！ 服装だけじゃなく、やりたい生活スタイルそのまんまを真似ちゃったほうが、スキルアップもできて早道では？！

最後に。

グローバル化・ネット社会の今どきは、10年前の無策な私のように初めから現地🇺🇸に乗りこまなくても、「はじめの一歩」はイケそうです。Good luck！！　　

冒頭の写真は、大晦日タイムズスクエア・カウントダウンに出演のL.L.クールJさん。貫禄と最旬バイブが融合したステージ、めちゃカッコよかった！！

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