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ペンギンにはげまされる日々


部屋にカレンダーがかかっている。



だから、がんばれって!


ペンギンの声が聞こえる気がして、

見かけるたびに

クスッとなる。



空は青かった【詩】


青空を見かけたとき


ぼくはまだ飛べないと思った。


歩けど、歩けど、


白い世界で
自分は何を感じたらいいんだろう。



けど、そのとき


きみがいったんだ。


それでもまだ


空は青いんだろ?


目指す場所は見えなくとも


それでもまだ


空は青かった。


嵐でもなく、

雪でもなく、

雨でもなく、


まぎれもなく

空は青かった。



いつか飛び立つ日が来る時まで


ぼくは

青い空と海を眺めていようと思う。





ファーストペンギン


ペンギンをみかけると、

いつもファーストペンギンのとこを思い出す。


ペンギンは群れで行動しているわけだけど、

崖からぴょんと

群れの誰よりも先に
海へと飛び込む1番目のペンギンがいる。


その子をファーストペンギンと呼ぶ。


ファーストペンギンは、

最初に海に飛び込むから、

シャチなどに食べられるかもしれない。


けれど、最初に海に飛び込むので、

群れの他のペンギンよりも
早く、より多くの魚を食べられるかもしれない。


これを人間社会に見立てて

誰よりも早く動く人のことをいうわけだけど、


まぁ実際のペンギンはうしろから蹴り落とされたりするので、

飛び込みたかったかどうかは
ペンギンに聞かなければわからない。


のちに続く群れのペンギンは
食べられたりする危険がないのを確認して、次々に海に飛び込んでいくそう。


要は

振るい落とされようが、

自ら飛び込もうが

飛び込んだことにはかわりないので


がんばるっきゃない。



ここでペンギンより一言、


だから、がんばれって!



はぁーい。

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