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schoolTakt活用術㊳教師の仕事術

今回はライトめな実践をご紹介。
教科は国語、単元は「熟語の成り立ち」です。
小学校で習う二字熟語の成り立ちは4つに区分されます。
①似た意味を表す漢字で構成されたもの
②反対の意味を表す漢字で構成されたもの
③上の語が下の語を修飾する関係にあるもの
④下の語が上の語を修飾する関係にあるもの
これを理解するには、概念でイメージを深めるより、実際にある多くの熟語を分別していった方がいいと思うんですよね。
そこで、下のようなワークシートを作成して子どもたちに配布します。

右にある熟語は、子どもたちが動かせる設定になっています。
自分たちで考えながら、左の枠の中に移動させていくのです。
もちろん、ノートに漢字を書かせることで、漢字の習熟を上げるという考え方もあると思います。
結局、どちらをより重視したいかですよね。
漢字を書くのに苦労して、成り立ちに目が行かなくなるのは本末転倒、それなら漢字練習と変わらなくなってしまいます。
ちなみに、左の枠には数字しか入っていません。
この番号の意味は、教科書や黒板と照らし合わせて取り組んでもらいました。
ワークシート1枚で完結するという仕様も大切かもしれませんが、作りこもうとすると比例して負担も増えます。
授業で使うなら、これくらいで十分。
「作りこみすぎない」ことも、教師の大事な仕事術だと思っています。
子どもに問題を作ってもらうと楽しいし、力もぐんとつくのでおすすめです。


1つのシェアが、学校作りには大きな力となります。少しでも共感していただけるようでしたら、お力お貸しください!