浜端 実

英米文学を学ぶ大学院生。

浜端 実

英米文学を学ぶ大学院生。

最近の記事

この春触れたもの(本、演劇etc)

5月も終わりかけなので、この春触れたものについて書きました。 小説📕 『すべての、白いものたちの』ハン•ガン 出会い:学校の図書館 一言:日記のような、詩のような、祈りのような文章。読書記録をnoteに書き始めてから彼女の作品の感想は毎回書いている。せっかくだから翻訳された本は読破したい。この記事を書いている間にも新刊『別れを告げない』が出たらしい。次はこれを読もう。 『哀れなるものたち』 アラスター•グレイ 出会い:映画を見たこと 一言:マッキャンドルス、ベラ改めヴィク

    • +7

      ありがとう、春たち

      • この冬触れたもの(本・映画etc)

        3月になったので、この冬触れたものについて書きました。 本📕 男ともだち 千早茜 出会い:千早茜さんが好きな友人Yの強いおすすめ。 一言:言葉や世界の紡ぎ方に引き込まれて一気に読んだ。登場人物たち(特に神名とハセオ)の生き様がよい。 こびとが打ち上げた小さなボール チョ・セヒ 出会い:韓国文学好きの人から 一言:当時の韓国社会情勢を反映した本。様々な登場人物たちに照らして、私はどこにいるのか、私はどういうものになっていくのか考えさせられた。 アンドロイドは電気羊の夢を見

        この春触れたもの(本、演劇etc)

          この秋触れたもの(映画、本、演劇)

          だいぶ遅くなりましたが、2023年秋にふれたものについて書きました。この秋は本より映画に触れた機会の方が多かったですね。大抵は友人たちから教えてもらいました。感謝です。 映画 ひなぎく  出会い:友人さんのおすすめ。一緒に見に行った。 一言:退廃的で無邪気で風刺的で可愛い。チェコ語も可愛い。映像で遊んでる感じもした。 ホワイトノイズ 出会い:アメリカ文学の授業 一言:シニカルな笑い。大事件の成り行きにはびっくりしたが、現実はそんなものかもしれない。エンディング曲のNew

          この秋触れたもの(映画、本、演劇)

          この夏読んだ本

          備忘録も兼ねて ハン•ガン 『菜食主義者』 出会い:韓国からの留学生のおすすめ図書 一言:はまった。作者あとがきに「共感とかではなく、目を見開いたまま、深みに降りていきたい」というようなことが書いてあったが、まさにそんな小説。 『少年が来る』 出会い:同じく韓国からの留学生のおすすめ図書。 一言:彼女の人間との向き合い方が好きだと確信。次は詩やエッセイも読んでみたい。 アーシュラ•K•ル=グウィン 『今ファンタジーにできること』 出会い:後輩ちゃんと飲みに行く前にふらり

          この夏読んだ本