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高校に次いで大学無償化を考えてみる

こんにちは。みのりminolyです。

少し前に、高校無償化について考えてみたので、
今回は、大学無償化についても考えてみたいと思います。


政府の大学無償化政策


大学無償化に関しては、ネット上では様々な意見があるようですね。

なぜ、第3子以上の子供が対象となっているのでしょうか?
現実には、3人以上の子供を持つ家庭が少ないからこそ、少子化が進んでいる背景があります。
この制度が、少子化対策に効果的かどうかは疑問です。
一方で、経済的な支援を意図しているかもしれませんが、
それにしても必要性が問われるところです。


3人の子供の母親の立場で考える


3人の子供を持つ母親として、私は大学無償化に反対の立場です。

高校は義務教育ではないものの、未成年者に対する教育であり、
親には、教育の責任があると考えます。
一方で、大学は、成人が18歳以上になったので、成人に対する教育です。
成人が、自らの判断で、必要な教育を受ける場です。
成人である一個人が、自分の興味や将来の進路に基づいて、選択するべきだと考えます。

経済的には、大学無償化になれば、私の家庭にとっては大変助かります。
将来、子供たちが、何かやりたいことがあって、
大学への費用を「支援をしてほしい」ということであれば
おそらくサポートするでしょう。
しかし、無条件で大学進学を勧めたいとは思いません。

むしろ、将来の可能性を広げるためには、海外での経験も重要だと思います。
子どもたちが異なる環境で学び、経験することで、より豊かな視野を持てると思います。


大学教員という立場から考える


大学教員としても、私は大学無償化には反対の立場です。

大学に雇われている身としては、
少子化で入学者数の減少に悩んでいる現状では、大学に行きやすくなることは大学の経営的にはよいと思うのです。

しかし、学生を見ていると、
親の意向で、それほど積極的でなく、大学に進学する学生が多いように感じます。
特に、数年前から給付型奨学金の充実により、その傾向が一層顕著になっています。

かつては、奨学金の返済意識から、作業療法士国家試験合格を目指して真剣に学ぶ学生もいました。
しかし、最近ではそのような姿勢も、あまり見かけなくなりました。

さらに、第3子以上が大学無償化になれば、この傾向は一層進むでしょう。


個人的な意見としては、少しでも社会人を経験してから学びたいと考える人への支援があるとよいと思います。
社会人としての経験期間は1年でも十分であると思います。
高校を卒業してから、アルバイトや海外旅行などで自分を見つめなおし、その後に大学進学を決意した場合、
その人に対してサポートされる仕組みがあると、大学進学の価値がより高まるのではないでしょうか。

最近では、大学進学において「浪人」という言葉が死語になりつつありますが、
私は浪人のような期間があってもよいと考えます。
子どもが進学や将来について真剣に考え、自分の意志で進路を選んだあと、
親ではなく、「子ども」自体に支援が提供される制度があるとよいのではないかと考えます。

ただ、今回の大学無償化の話とは別の話になってしまいますが。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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