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カベを壊す思考法

こんにちは。みのりminolyです。

出口浩明氏の「カベを壊す思考法」を読みましたので、
感想を書きたいと思います。


「タテ・ヨコ」思考


先日、深井龍之介氏の「歴史思考」を読んで、歴史を学ぶ意味について感想を書きました。

出口氏も、深井氏と同様に歴史の重要性を強調しています。
出口氏は、これを「タテ」思考とよんでいます。

本の中で、北京オリンピックの大気汚染を、昔の東京オリンピックの時の大気汚染と比較した話をしています。
中国の大気汚染が本当にオリンピックをするのにふさわしくなかったのか、その答えを歴史を通して考えてみようということでした。

同時に、出口氏は「ヨコ」思考も提案しています。
これは、日本を回外と比較することです。

出口氏は、「タテ」と「ヨコ」の思考を組み合わせることで、
より広範で深い視点を持つことができ、思考の幅が広がると述べています。


森を見る


「森を見る」は、「タテ」思考、「ヨコ」思考に通じるものですが、
本当に見たいものが「木」であっても、「森」を見ないといけないことが本の中で強調されています。

この発想は、少し引いて、俯瞰してみるということです。

単に「木」にだけ注目していては、見えないものがあります。
私たち作業療法士も、治療対象の「人」だけでなく、
その周りにある「作業」や「環境」を見ることを大切にします。
これによって、より包括的な視点で治療計画を立てることができます。

思考においても同じで、一つの要素にとらわれず、広い視野から物事をとらえることが大切です。


読書は「食事」


読書は、食事と同じで、欠かせないものだと述べられています。

体は栄養を摂取しないと生きていけないように、
読書(インプット)がないと思考ができないということを述べています。
読書は、新たな情報や知識を取り入れることで、
思考力や知的な成長に寄与するという視点がしさせれていました。

読書が日常的な活動として欠かせないものであり、
思考のための知的な栄養源であるのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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