日暮らし

『おはなし』 #ショートショート 『空を見上げて』 #自宅から撮影した空や雲たち

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  • 空を見上げて

    こころを空っぽにして、ただ空を見上げる時間を大切にしています。 撮影したお気に入りの空の写真を紹介します。

  • おはなし(ショートショート)

    こどもが主人公のおはなしです。

最近の記事

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プロローグ~夢

口から石が出てくる夢を見た。 手のひらに収まる大きさの無骨な石。 石の表面には、所々に小粒な石が光っている。 「この石何?」と思った瞬間、さすがは夢の世界。 いつのまにか説明書きを手にしていた。 5種類ほどの石について写真付きで表になっている。 口から出てきたのは表の上から2番目の石。 よく見ると説明書きは、何やら異国の文字で書かれていて読めない。 苦笑いして、もう一度手の中の石を見つめた。 いつの間にか駅のホームに立っていた。 電車を待つ人であふれている。 電車がホーム

    • 春分の月

      令和6年春分の日 強い風と雨で大荒れに 静かになった18時頃 空を見上げると こんな愛らしい月が ぽっかり浮かんでいました😊

      • 春の朝

        長い夢を見ていたような 長い眠りから覚めたような ぽっかりとした空間に ひとりおかれているような 早春の気配をまとう冷たい朝 ベランダで空を見上げる 雨上がり やわらかくやさしい気配が 立ち込める朝 目には見えない後押しを受け それぞれのタイミングで 芽吹き始める

        • ・・のような雲④(2枚)

          これも見る人によると思いますが・・・ 私はこの時、まるで天使のようだと思ったのを覚えています。 さらに隣にはこちら↓の雲も並んでいました。 夕方のとても幻想的な空でした。

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        プロローグ~夢

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        • 空を見上げて
          5本
        • おはなし(ショートショート)
          4本

        記事

          ・・のような雲③(2枚)

          これは、見る人によると思いますが、 私にはこの時、龍の顔に見えたので撮りました。 どうでしょうか・・・

          ・・のような雲③(2枚)

          ・・のような雲②(3枚) 

          こちらも不思議な雲です。 時系列に並べてみます。

          ・・のような雲②(3枚) 

          ・・のような雲①

          写真を整理していたら、おもしろい雲が出てきたので紹介します。 2021年の5月に撮った写真です。 ちょっとかわいいですよね。 お気に入りです。 2020年~2021年は空がとても澄みわたっていました。 空や雲たちの写真を夢中で撮っていたことを思い出します。

          ・・のような雲①

          「こうあるべき」etc.からの解放

          本当の自分にとって心地のいい暮らしを求めた時、 これまで捉われていた固定観念のようなものと 向き合わざるを得なかった。 「これが普通」 「これが常識」 「これが良識」 「こうした方がいい」  …etc. 過剰な情報と規範の中で仕事をして生活してきた。 「あれがいい」「これがいい」 「あれは嫌」「これは嫌」 「こうすべき」「あんなの変」 「あんなこと許せない」 「あんなふうになりたい、でも…」  …etc. 自分の外側ばかりに意識が向いて感情的な反応を繰り返す。 ただループ

          「こうあるべき」etc.からの解放

          いもうと

          「あかちゃんがうまれたよ」 お父さんがやさしいこえでおしえてくれました。 「いもうと?」 「そうや、女の子」 みぃちゃんはホッとしました。 うれしくなりました。 とびはねたくなりました。 「つぎは『いもうと』をうんでね」と お母さんにおねがいしていたのです。 なつのあつい日、『いもうと』はうまれました。 名まえにはみぃちゃんとおなじ字がひとつ入っています。 まぶしいさかみちをのぼって みぃちゃんはびょういんへむかいました。 へやに入ると、お母さんはやさしいかおでわらってい

          ゆびねこ

          その日、とてもかなしいできごとがありました。 なっちゃんは、夜になってねむれません。 思いだすたびにかなしくなってしまいます。 なっちゃんはふとんの中でないていました。 とつぜん、なっちゃんのおなかの上に、ポトリとなにかがおちてきました。 びっくりしてみると、そこには小さな子ねこがいました。 なっちゃんのおなかの上で、ニャーニャーとかなしそうにないています。 「もうなかないで」 「だいじょうぶだから、こっちへおいで」 やさしい声がきこえてきました。 いつのまにかお母さんねこ

          くらまやまのひみつ

          「おねえちゃん、テングっているの?」 小さなガラクタをはこにつめながら弟がはなしかけてきます。 「ふつうの人にはみえへんねんて・・空もとぶし・・」 『ふしぎなはなし』が大すきなさっちゃんは、 空をとんでいるテングを思いえがいてみます。 こんどの休みの日、『くらまやま』へ行くのです。 電車もバスもこんでいました。 さっちゃんは、さわがしい音がにがてです。 山がみえてくるとホッとしました。 大きな木や山が大すきなのです。 ほかとはちがうかんじがする・・ テングもホントにいるかも

          くらまやまのひみつ

          台風(たいふう)

          「大きな台風がきます」 「よりみちしないようにね」 先生から台風のことをきいて、 たっくんはちょっとワクワクしました。 大きな台風ってどんなのかなあ・・ 家にかえると、お母さんが外にあるものをかたづけたり、いそがしそうにしていました。 風がだんだんつよくなってきています。 早めにかえってきたお父さんは、かい出しに行くようです。 たっくんは、いっしょに行く!と、 お母さんがとめるのもきかずにとび出しました。 「風がつよいから気をつけろよ」 空がくらくなってきて 雨もふりだ

          台風(たいふう)