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助産師のつぶやき…甘いものとお産

甘いものが好きな女性は多いと思います。
わたしも好きですが、
最近、甘いものをたくさん食べると
体調の変化を感じるのは
歳をとったせいだけではなさそうです。

若い頃からその変化はあったけど、
気づかなかっただけ、
若さでごまかしていただけ。

具体的にどんな変化か?

「お腹が張る」
「体が重い」
「疲れているときに甘いものが欲しいけど
摂るとかえって疲れが増す」

あなたにも思い当たることはありませんか?

・・・

今日は、

最近のお産の傾向について思うこと

わたしが助産師になったのは27年前です。
そのころはまだ
今よりも分娩件数が多かった。

そして今よりも圧倒的に
ご安産が多かった。

例えば。

ご自宅で陣痛が始まり、
家の掃除や食材の生ものの処理
などなど家事をしてから入院。
なので病院に到着時には
すでにお産間近。

「来てすぐお産」

が多かった。

・・・

そこから比べると
今のお産は
「進みそうで進まない」
「あと一息で陣痛が弱くなって
お薬に頼らざるを得ない」

そんなお産が本当に増えている。

※注)これはわたしの現場での感覚です。

どうしてかな?

って、最近ずっと考えていて、
産婦さんたちのご様子を
じーっと観察していました。

共通点をいくつか発見したので
シェアします。

・親御さんが世話を焼きすぎている
(お産間近をご実家で過ごし、
体を動かしていない)

・体が冷えている
特に内臓が冷えている。
手足が冷たく、顔色が冴えない。


(本来妊娠中は体がポカポカして顔色はピンク色のはず)

・お薬で排便調節をしている

・甘いものを多量に食べている

・・・

「甘いものを多量に食べている」


これはわたしの想像を上回る量です。
ごはんの代わりに「お菓子」や
「菓子パン」
という人もいます。

コンビニで手軽に甘いものが手に入る現代

「疲れたから」
「手軽にお腹を満たしたいから」

などという理由で
甘いものを摂れる環境なんですね。

甘いもの=すぐにエネルギーになる

って思われている?

わたしは違うと思います。
なぜなら、
この甘いものを多量に摂取している方ほど
お産が長引いているから。

甘いものがエネルギーに変わる時、
ビタミンやミネラルが必要なんです。
甘いものを日常的にとっている方は
常にこのビタミンとミネラルを消費していて
「いざ」という時に
不足しているのではないかという、
わたしの想像です。

信じるか、信じないかは
あなた次第ですが。

・・・

もしも信じていただけるなら

お産を控えたあなたは
口に入れる食べ物や飲み物に
十分気をつけてください。

普段から
お野菜や海藻類
魚介類をたっぷり摂るように
心がけてください。
調味料も気をつけたほうが良いです。

サプリメントで補えばいい?

いいえ、所詮サプリメントは人工物
天然のビタミン、ミネラルには
到底かなわないのです。

・・・

妊娠中のおすすめ

こだわるあなたに助産師のおすすめ

※毎日の食事の主食はごはんに。

特に白米ではなく、「胚芽米」か、「5分〜7分づき米」

※塩は天然塩を。

食卓塩ではミネラルを摂ることができません。

だから、「活きた塩:天然塩」を摂る必要があります。

妊婦さんにはミネラルが必要。

お腹の赤ちゃんに栄養と酸素を届けるために。

多少お高いかもしれませんが(1500円/kg)

「活きた塩」を摂ることにより、

体が元気になる。慢性頭痛の改善につながることだってある。

※ペットボトル飲料をやめて温かいお茶かお白湯を

お白湯を毎朝300ml〜400ml飲むことで

腸の動きを良くして便秘予防になります。

多くの妊婦さんは便秘になりがち

(大きなお腹が腸を圧迫したり、

運動不足になることで腸の動きが鈍くなりやすい)

便秘薬を飲む前に、

朝起きてすぐのお白湯で試してみてください。

最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。

助産師に聞いてみたいこと、あったらコメントお願いします。

あなたのご安産を
心から願っています。


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