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ぐるり門司港レトロ巡り。


レトロなデザインってなんであんなに惹かれるんだろう…?

最近周りから「レトロな服装だね」と言われることが多かったり、祖母から「そのトップス、おばあちゃんに合いそうだから頂戴よ」と言われたりする私ですが、昔ながらの色の組み合わせやデザインが好きなのは服だけにとどまりません。

雑貨や家具、建物もレトロな雰囲気のものを見つけるとついつい写真に撮ってしまい「Retro」というスマホのMyアルバムにストックして時々眺めたりしています。

特に建築の、江戸末期から昭和初期にかけて作られた建物の持つ重厚感や少し褪せたり経年変化してできた味わい深さがとても好きで、全国のそういう建物をよく巡ったりしています。


今回も、福岡県の端の門司港という街にある「門司港レトロ」を散策してきました。門司港レトロには、いくつかの昔ながらの建物を海沿いを散歩しながら巡ることができます。


▼実際の門司港レトロで見れる建物のマップをスケッチでまとめてみました。

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マップでもわかるように、海沿いを歩きながら様々なレトロ建築を見て回ることができます。


素敵なデザインの建物や装飾が多かったので、ついつい「あれもかわいい!」「ここも素敵!」とたくさん写真を撮りまくってしまいました。

今回はその中からいくつかの建築を写真とともに紹介します。



まずは門司港レトロの玄関口、「門司港駅」。

ホームも駅員の制服もレトロなデザインで、駅に降り立った途端、昔にタイムスリップしたみたい。

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門司港駅にあるレトロなスタバがかわいいんです。

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駅を出てさっそく門司港レトロ巡り。

大正6年に建てられたものを修復した「旧大阪商船」へ。

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当時、門司港からは外国へ1ヶ月に60隻もの客船が出航していたらしいんだけれど、大阪商船はその拠点の1つだったそう。
一階が待合室、二階がオフィスとして使われていました。

ここ、ショップとかは入れるんだけど、中は別の展示をしてて入れず。
外観だけ見れる感じでした。



次は、「旧門司税関」へ。門司港レトロの中でも最古の建物だそう。
昭和初期まで、税関庁舎として使われていたらしいです!

外観はルネッサンス調のレンガ造り。

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ここが、めちゃくちゃ建物が素敵だった、、。

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昔のレンガ造りの建物がそのまま残っていたり

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少し古びた木とブルーの色の組み合わせがおしゃれだったり。

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ここは、色々とベンチが置いてあってゆっくりできたり、昔の税関の役割の展示もあったり、展望台があったりで見応え抜群。麻薬の取り締まり方の展示は中々面白かったな、、、。
すごい居心地が良かったので、つい長居してしまいました。


税関を後にすると、ちょうど跳ね橋が上ろうとしているところを目撃。(ちなみにこの跳ね橋は旧門司税関の三階展望室からも見えます!)

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そして、「北九州市立国際友好記念図書館」へ。

友好都市である中国・大連にロシアが建てた建築をそっくり複製して作られたそうです。

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ここの内観、白とダークブラウンのコントラストがカッコよくて。めっちゃ好きな組み合わせ。

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手すりや階段の装飾とかまでこだわれていて、とても重厚感があります。

1階はカフェ、二階は、休憩場所になっていました。図書館自体はもう閉館してしまって入れないのが残念。


門司港レトロの建物は、全体的に赤やオレンジなどの建物が多いですが、どの建物も青い海や空に映えていてとっても素敵でした。色のコントラストがかっこいい。



他にも門司港名物の「焼きカレー」を食べたり
(チーズたっぷりで美味しい…!)

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「港ハウス」と「海峡プラザ」でお土産を購入したり

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門司港のじーもくんがいたり。笑

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海沿いを歩いていると、老夫婦が仲良くベンチに座っていて可愛かったです。

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同じように私もベンチに座って、静かな海沿いで行き来する船をぼーっと眺めながら、ふと思いました。

「なんでこんなにレトロなものに惹かれるんだろう...?」


色味やデザインがかわいかったり経年変化が美しかったりするのはもちろんですが、

私的には懐かしさ日本らしさを感じられる部分がレトロなものの魅力だと感じています。


自分はこんな大正や昭和の時代には生きていないのに、妙な懐かしさや心地よさを感じてホッとする。それはどこか小さい時に祖父母の家を訪れた時のような安心感があるからかなあと思います。

祖父母の家って、やっぱり昭和の頃に建っているから、窓や照明に細やかな装飾が入っていたり、入口が低かったりするじゃないですか。

私は小さいときはよく祖父母の家に行っていたので、その時の空気感みたいなものを思い出して、懐かしさを感じられるのではないかな、と思います。


そして、日本らしさ。やっぱり昭和レトロなものって日本らしさを感じるんですよね。ひらがなやカタカナのロゴのデザインもそうだし、細部に細かく装飾を施したりするところや手作り感のあるところ。日本らしさといっても、和風な日本らしさとかではなくて、時代が変わったり欧米文化を取り入れたりしても変わらない「日本」を感じられるのがいいな〜と思います。

そういう懐かしさや日本らしさを感じたいから、レトロな建物に惹きつけられるのかな、と。

そんなことを考えていると、また全国のレトロな建築やデザインを巡りたいという気持ちが強くなってきました。

落ち着いたら、またレトロ旅したいな。







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